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98話 ページ20

(菅原side)


姫白「………ごめんなさい。言えません。」


  しかし、俺達の願いは姫白には
  通用しなかった




菅原「っ!なんで?!」


  感情的になって問いただせば
  姫白は苦しそうな顔をして
  静かに語りだした




姫白「私だって、姉の心の支えにみなさんが
  なってほしいとは思います。」


清水「なら!」


姫白「でもそれは、私の勝手な願いで
  しかありません。」




  姫白の言葉でハッとした




姫白「双子とはいえ、他人。みなさんだって
  他人に自分のことをペラペラと勝手に
  話されるのは嫌でしょう?」


澤村「それは…」


縁下「たしかに……。」




  感情的になって見失っていた根本を
  姫白が見ていたものが見えた




姫白「私が今話してしまえば、ただでさえ
  不安定な精神状況が悪化する可能性が
  あります。」


姫白「私のよかればっていう思いが結果的に
  姉を苦しめてしまうかもしれない。」


姫白「そうなるくらいなら、姉が自分から
  話せるようになるまで待ちたい。」




  姫白はその本人の意志を尊重している


  青井を助けたいという思いは俺達と
  同じはずなのに、その思いを殺して
  青井のサポートに回っている




姫白「今の姉に足りないのは時間だと
  思うんです。」


田中「時間?」


姫白「はい。辛さや苦しみを乗り越える
  時間です。」




姫白「あの出来事が起こったのは約一年前。
  でも、姉にとってあれは一年じゃ
  癒えないほどに衝撃が大きすぎた。」


姫白「だから、皆さんには見守っていて
  ほしいんです。」




  それも、青井が立ち直るための
  未来を見据えたサポートに



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私事ですが、これから二十歳の集いに行ってきます!
早生まれなので、二十歳まで2週間ほど早いですが、
二十歳!!

あと、同窓会もあるので本日の更新は98話で終了です。
今年も本作をよろしくお願いします(⁠◡⁠ ⁠ω⁠ ⁠◡⁠)ペコリ

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作者名:消えた黒猫 | 作成日時:2021年3月31日 8時

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