ヒロインなんて29 ページ31
そんな中、1人の女子の声が聞こえてきた。
「A〜！どこにいるの〜？」
ゆるふわ口調の佳代だ。
その声に答えるように蓮は言った。
「おう、佳代！ここや！ここ！」
「ここってどこ〜？あ！ここか〜！」
そう言いながら佳代はガラガラとドアを開けた。
そして、Aが黒尾の近くで寝ていることに気づいてしまった。
「あれ〜A寝てるじゃん。」
そういう佳代の表情は目が笑っていない。
「そうやねん。寝ちゃってん。あははー参ったな〜！」
それにいち早く気づいた蓮は慌てて場を明るくしようとしたが成功したとは言えない。
「じゃあ佳代が部屋へ運んでよ。」
既に、この状況に飽きている拓真は兎に角早く終わらせたかった。
「は？無理やろ佳代には…」
小声でいう蓮。
勿論、それができるならとっくにしている。
あの佳代には無理だ。
しかし、その考えとは裏腹に佳代はAに近づき
「よっこいしょーいち」
と少しの死語を混ぜながら(これで声がふわふわしているのがまた可笑しいのだが…)軽々とAを抱っこした。
「んじゃお邪魔しました〜！」
そして、そのまま教室を出ていってしまった。
後に残された彼らの顔は正に狐につままれたようなとでも言うべきだろうか。
後に彼女が言うには
「まぁ力無いと吹奏楽部やってられないよね〜！」
だそうだ…
────────
─・─・─・─・─・───
おはこんばんにちは。作者です。
今回のものは作者がキャッキャウフフ(?)な感じや少し笑える(?)感じの話を入れた方が良いのかな…と考えに考えた結果の話です。
くっそつまんねぇよ。そんなんしてる暇あんねやったらさっさと物語進めろよ。と思っている皆さん…
分かっていますよ。次からはちゃんと進めるので……多分。
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作者 - 御世さん» コメントありがとうございます！稲荷崎…それは…！(笑)是非書かして頂きます！これからもよろしくお願いします!! (2020年7月30日 20時) (
レス) id: 612706aa0d (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 彼方さん» コメントありがとうございます！拓真君落ちですね。ありがとうございます！オリキャラを希望して頂きとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします!! (2020年7月30日 20時) (レス) id: 612706aa0d (このIDを非表示/違反報告)
御世(プロフ) - 続編楽しみにしています！ (2020年7月30日 18時) (レス) id: 1bd4f46512 (このIDを非表示/違反報告)
御世(プロフ) - 意外と稲荷崎の誰かとのオチもいいかも…！ (2020年7月30日 18時) (レス) id: 1bd4f46512 (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - 黒尾落ちもいいですが、拓真君落ちも見てみたいです。続編待ってます！更新頑張ってください (2020年7月28日 23時) (レス) id: 810f7199ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2020年5月27日 17時
