ヒロインなんて【HQ】

ヒロインなんて12 ページ13

それから少しの間2人で色々な話をした。









好きな食べ物とか。









「なー好きな食べ物とかある？」









「うーん。強いて言うならチョコかな。そっちは？」









「サンマの塩焼き。」









「美味しいもんね。」









下の名前で呼んでって言われたり。









「鉄朗って呼んで♡」









「鉄朗ハートはちょっと気持ち悪いかな…」









「……」









LIMEも交換した。









鉄朗やっほー!よろしくねー!









Aやっほー?よろしくお願いします!









それと…部活の話を。






「俺、Aのトロンボーン聞きたいな。」









「また今度ね。それより菜々美どうなの？」









「ん？いいマネージャーだよ？」









「恋愛的に好きじゃないの？」









別にこんなこと聞いて何かなる訳じゃないのにね。









「…特に。」









「そっか。」









なんかホッとした。









嫌な奴だな。









「じゃあもうそろそろ帰るか。」









その言葉が私達の会話を終わらせた。









「そうだね。」









家まで送ると言われたが、なんとか断った。









どうせ家近いんだし。









「じゃあまた学校でな。」









「うん。じゃあまたね。」









もっと話したかったなんて思ってみたりね。

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