おがぴ推しのあの子はバレーボール選手？！ (ページ24)

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24.自覚(小川side) ページ24

監督「〜〜〜以上になります。今から練習なんだけど、せっかくだから男女混ぜてポジションごとに分かれて練習しよっか。」

よっしゃ

Aと出来んじゃん。

「どこ見てんの笑俺こっちなんだけど笑」

Aを探しに行くとキョロキョロして多分俺の事探してた。
まじ俺じゃなかったら自意識過剰すぎ。

A「うぁ！？智さん探してました！レシーブ鍛えて欲しいです！！」

「俺が鍛えなくてもだいぶ上手いけどね」

A「ほんとですか！でもレセプション教えて欲しいです！」

「俺でよければ何でも教えるよ」

A「やったー！今日でレセプション完璧にしちゃいます！笑」

そう言ってAはボールを取りに行った。

A「あ！そういえば今日可愛い靴下履いてきました！上手くなるには可愛い靴下ですもんね？笑」

「それ知ってんの？笑さすが俺のファン笑」

A「ファンならこのくらい余裕で知ってます笑」

そう言って君は悪戯そうに笑った。

は？可愛んだけど。何その笑顔反則じゃね？

あー練習中だからこんなこと考えてたらダメなのに。集中しないとなのに。

多分俺Aのことだいぶ好き。

その太陽みたいに輝く笑顔を俺だけに向けて欲しいくらいに。

前までは一緒にいると楽しい、居心地いいって感じるくらいだったのに、

いつしか離れるのが嫌かもとか思うようになって、

Aと会えるのが当たり前になってて、ほんの１ヶ月離れてやっと気づいた。

あれ？俺結構惚れちゃってない？
前まではただの反応が面白い後輩だったのに。

いや、気づかないようにしてただけで、ほんとは

ずっと前からAに落ちてたのかもしれない。