おがぴ推しのあの子はバレーボール選手？！ (ページ13)

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13.こんな子初めて(小川side) ページ13

何でかはわかんない。ただ気づいたら君の背中を追いかけていた。

「寂しいの？」

びっくりすると思ってたのに、
振り返ったAは何か言いたげな表情だった。

なんでこんなとこいるんですかって不思議そうに聞いてくるから、少し意地悪してやろうって思ってたのに、

「俺のこと大好きなAちゃんが寂しがってるかなーって思って。なんて笑」

君は少しびっくりした顔をした後

A「そうですよ。智さんのこと大好きなAちゃんはとても会いたかったです笑」

これでもかってくらいの笑顔でそう返してきた。
そんなこと返してくるとか思ってなかったし、うわー顔熱。

ソワソワしてる心とは裏腹に俺は君から目を離すことができなかった。

その後の会話はあんまり覚えていない。
気づいたら駅に着いていた。

A「駅までも送ってくれてほんとにありがとうございます！！また機会があったら一緒にバレーしたいです！」

それでは！と言って君は歩いていく

なんでかな、君の手を掴まずにはいられなかった。

A「うぇ？！どうしました？！」

「最後に写真撮らない？」

A「え？！！いいんですか！
撮りたいです😳✨✨」

ほんと反応が大袈裟だな、笑

「これ後で送りたいからLINE交換しよ。」

別にDMでも良かったのに、写真を口実にLINEまで貰おうとしてる。

A「智さんが迷惑じゃないなら是非！」

Aもファンの中の1人こんな特別扱いいけないって分かってる。
でもさ、今日だけは許してね。

初めて会った子にこんなに興味持ったの初めて、かも、、

バイバイと手を振ると、嬉しそうに手を振り返す君を見ながらそんなことを考えていた。