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最終話 ページ7

あれからたくさんの月日が流れた。

 それはある日の1ページ。

 同棲の話が出てきたとき。

 私はそろそろ頃合いだと思った。

 自分の過去を、前世を打ち明ける。

 怖い。でも、言わないのはもっと怖いから。言わなくちゃ。

 好きだから。隠し事は少なくあって欲しい。

 もし、もしも拒絶させたら、嫌悪されたら、仕方がない。

 そんなことをした私の自業自得だ。

 こんな綺麗事を並べて、でも、言えなくて。

 怖くて怖くて怖くて。

 口を開くと胃が捻られるようで。

 自分がこんなにも義勇を必要としていることを知って。

 だからこそ言わなければならないのに。

 『ゆん...どうしよう』

 部屋でひとり、涙をこぼした。

 次の瞬間。体を暖かい光が包んだ。

 「大丈夫。義勇は絶対にAが好きだから」

 それは確かにゆんだった。

 空耳かもしれない。でも、ゆんだ。

 『わかったよ...ゆん』

 ゆんも全部受け入れてくれた。

 義勇に全て受け入れることを求めるわけではないけど義勇だって、きっと。

 言うとしたら今だ。

 ゆんが背中を押してくれた今。
 
 少し、勇気が出た今しかない。

 私は部屋を出る。

 義勇の家に向かう。

 戸を叩いて。

 出てきた義勇の服の裾を引く。

 『ねぇ、義勇。大切な話があるの__』

 





 ___________


 〈拝啓ゆんへ。私の親友へ

  死にたいと思ったことも前世でたくさんあったけど、

  生きててよかった!!

  笑って義勇の隣を歩けることが 幸せです
  A〉

あとがき→←やっぱり作者はピンクが下手だった。



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胡桃 - 餡蜜ちゃんさん» ありがとうございます!!共感してくれるかたが多くて嬉しいです (2020年8月7日 5時) (レス) id: c16ba4f52a (このIDを非表示/違反報告)
餡蜜ちゃん - あとがき、読ませていただきました!先生もひどいですね!本当にわけワカメ〜ですよ。 (2020年7月28日 15時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - 磯辺餅さん» 私もまだまだ初心者ですよ(笑)  磯辺餅さんの作品も読んでいますがとても面白いですよ(*´ω`*)  お互いに更新頑張りましょうね (2020年7月25日 15時) (レス) id: c16ba4f52a (このIDを非表示/違反報告)
磯辺餅 - 胡桃さんお疲れ様でした!オマケの時の先生ひどいですね(笑)効率いいからいってるのに……胡桃さん15歳か16歳かと思ってました!お話が良すぎて!私も文才ほしいです笑頑張ってきたえます! (2020年7月24日 20時) (レス) id: 18534bc08d (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - 雪さん» どうでしょうか?(笑)  テスト期間が終わったらオマケ書きますね。   遅くなってすみません(汗) (2020年7月13日 16時) (レス) id: c16ba4f52a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃 | 作成日時:2020年6月5日 20時

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