11 ページ12
しばらく沈黙が続いた。
そしてこの場の雰囲気が一気に重くなった。
私が聞くとダメージが大きいってことは…
まさかね、勝己に限ってそんなことはしない。
勝己は紳士なんだ。
そんなことはしないはず。
だから、ダメージなんて大きくない。
覚悟は決めた。
「ダメージなんて受けないから、話して切島くん。」
「本当にいいのか？A。」
「うん。覚悟は出来てるから。」
「そうか。なら話してもいいよな？上鳴。」
「おう。Aちゃんがいいなら話そうぜ。」
「わかった。…実は俺ら見ちまったんだよ。」
「何を？」
「爆豪が他の女と手繋いでホテルに入って行くとこ。」
はは、勝己そんなことしてたんだ。
「そっか。浮気してたんだ。」
「ありがとう教えてくれて。」
目頭が熱くなってきた。
悔しい、悲しいそんな感情が一気に押し寄せてきた。
「おい、大丈夫か？やっぱ話さない方が良かったか？」
「ううん。別れた後に聞く方がもっと辛いから。」
「Aちゃん、泣いてるじゃねーか。ほらティッシュ。」
「私、泣いてる？」
「うん。辛いよな、好きな奴が他の女と一緒にいたら。」
「気遣いありがとう。私、勝己のことずっと好きなのになんでだろうね。…冷めちゃったしかないか。」
「Aちゃん、爆豪なんかより俺の方が大切にするから。いつでもこっちにきてもいいぜ。」
「俺も、Aのこと大切にするからいつでもこっちにこいよ！」
「ありがとう、2人とも。」
「このことについては言及するつもりだから安心して。」
とか、言ってるけどそんな勇気はない。
すると、2人からこんな提案をされた。
「言及するなら尾行とかして証拠撮った方がいいんじゃね？」
「確かにな、徹底的に爆豪のこと突きつめようぜ。」
「でも、私にそんなことできない。」
「だから、俺らも協力する！Aが無理なら俺たちで証拠掴んで来るぜ！！」
「でも、ヒーローって忙しいんじゃないの？」
「いや、緊急事態以外は6時ぐらいに帰れるし大丈夫だ！！」
「え、でも勝己は10時とかにやっと仕事が片付くって言ってたけど。」
「Aちゃん、それは嘘だ。だから浮気に気づかなかったんだな。」
そんな、嘘ついてたなんて。
ひどいよ、ずっと信じてたのに。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小杉 - 続き楽しみにしてます。 (2021年12月13日 18時) (
レス) id: 01c1702983 (このIDを非表示/違反報告)
895(プロフ) - はじめまして！とても続きが気になっていてずっと更新楽しみに待っています！ (2021年10月15日 6時) (レス) @page32 id: 3df3c77abb (このIDを非表示/違反報告)
茶畑 - レイさん» この作品を好きなってくれてありがとうございます。長らく更新できずすみませんでした。 (2020年12月27日 11時) (レス) id: cdba7d3fe6 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - この作品大好きです！更新楽しみに待ってます！！ (2020年12月5日 1時) (レス) id: d87e221303 (このIDを非表示/違反報告)
茶畑 - あーやんさん» コメントありがとうございます！おもしろいと言ってもらえて嬉しいです！！励みになります(≧∀≦) (2020年11月20日 20時) (レス) id: a10e21df5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：茶畑 | 作成日時：2020年5月22日 14時
