15話 ページ16
弟「そうそう！いつもレンと沢山練習したんだ！2人で協力して連携技を打ったり治癒魔法覚えたりとか！たまにはレンとライバルとなって戦ったりね！」
兄「大変な道のりだったけど良い修行になったよ…」
レ「そんなことがあったんですね…てっきり私たちは、旅に出て遠くの街で過ごしてるのかと思ってました。修行に出てたなんて知りませんでしたよ。」
兄「あはは…父様からはそういう風にしといてって言われてたからさ…カールさんとかに知られると厄介だーとか言ってたし…」
弟「お父様は俺たちを自分と同じ大魔法師にしたいって思ってるんだよね〜別に俺たちはどっちでもいいんだけど〜でも、一応期待には応えるつもり〜」
ユ「そういえば2人の両親ってどんな方なんですか？」
兄「父様は魔界で1番の有名な大魔法師なんだ。それこそ知らない人なんていないってくらいに。
みんなの父親、カールハインツさんとは昔からの親友って聞いてたよ。俺たちの国ではみんな父様を尊敬して憧れの対象として魔法の練習を日々頑張ってるんだ！」
ユ「すごいですね！」
弟「お母様はみんなと同じヴァンパイアなんだ！結構有名な貴族の娘だったらしいよ！
その美しい美貌はだれもを虜にしたらしいんだ！みんなの母親達と仲が良かったんだよ！」
ア「そういえば、あのアバズレも珍しくこいつらの母親が来るとすごくうれしそうにしてたよな…」
シ「俺たちの母親もだ…唯一心の許せる人だと言ってた…」
ス「俺のオフクロもこいつらの母親を見ると暴れないんだ…むしろ笑顔になってた…」
ユ「すごく愛されてたんですね！」
弟「そうみたいだね！世間では俺たちのお母様をカトレア姫って呼んでたんだよ！」
ユ「カトレア？？」
レ「カトレアとはラン科の植物です。洋ランの女王とも呼ばれています。花言葉は確か「優美な貴婦人」、「成熟した大人の魅力」「魔力」「魅惑的」など…美しい花言葉がある花ですよ。」
ユ「なんかすごいですね！カトレア、一回見てみたいな〜」
兄「母様自体もカトレアが大好きなんだ…だから俺たちの家の庭にはカトレアがいっぱい咲いてるんだ…父様の魔法で永遠に枯れないようにしてある…すごく綺麗だよ…」
弟「うん！いつかユイちゃんにも見せてあげる〜！きっと花が好きなタイプでしょ！すごく綺麗だから喜びそう！」
ユ「いいの！？お花は大好きだよ！」
兄「久しぶりに俺たちの城に行ってみる？ みんなにも会いたがってたし…」
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作者名：りりあん | 作成日時：2021年7月22日 19時
