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You side.
しばらくしてインターホンが鳴る。
「はぁーい！今行きます！」
モニターを切って足早にエントランスに向かった。
「お待たせしました....」
「全然大丈夫。ごめんね？急に誘っちゃって」
「いえいえ、今日は癒されたい気分なんで」
「じゃあ猫ちゃんもふもふしに行こっか」
猫カフェに着くと、ふわふわ系、キリッと系、ぶちゃかわ系の猫ちゃんがたくさんいて、少しだけ気分が上がった。
「うわぁ〜〜〜猫ちゃん〜〜〜！」
「可愛いね〜！ほらほら、おいでおいで〜！」
おもちゃを使って巧みに猫ちゃん達を引き寄せ遊び始める阿部さん。なんだかとっても楽しそう。
私は一匹寄り添ってきてくれた猫ちゃんを膝に抱えて、癒されながらもふっかのことを考えていた。
「Aさん、どうしたの？」
「え....？」
「なんか寂しそうな顔してる」
「そ、そんなことないですよ！」
「その猫ちゃん、ソラちゃんってお名前なんだね」
部屋にあった猫ちゃん名簿を見ながら阿部さんが話し続ける。
「ソラちゃんは、元気がない人や悩みを持った人に寄り添う優しい猫ちゃんなんだって」
「え、」
「ソラちゃんに話してみたら、楽になるかもよ？」
このモヤモヤした感情は、何処に、誰にぶつけていいか分からなかったから、独り言のようにポソポソと話してみることにした。
「今まで友達だと思っていた人から、好きだって言われて正直戸惑ってるんだ。いつもよりも優しくて、調子狂っちゃってね、普通に出来る自信がないの。ね、ソラちゃんだったらどうする？どうしたらいいと思う？」
話終わった頃に、ソラちゃんはピョンっと私の膝を離れてしまった。
そして、今度は阿部さんが口を開く。
「好きか、嫌いかはさ、向き合ってみなきゃ分かんないよね。今すぐに答えを出さなくても、いずれ出てくるよ。もしかしたら、他に好きな人が出来るかもしれないしね」
「私、ソラちゃんに話してたつもりだったんですけど」
「あ、そうだった。ごめん！」
顔の前で手を合わせて謝っている。
なんだかそんな姿が可愛らしくて、せっかく誘ってくれた阿部さんに申し訳なさを感じてしまった。
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cleam(プロフ) - あかねさん» コメントありがとうございます！嬉しすぎて震えています....！片っ端から読んでいただけて嬉しい限りです(TT)烏滸がましすぎますが、お褒めいただけてモチベーションが上がりました！ありがとうございます！是非、違う作品も読んでいただけると嬉しいです！ (2020年12月21日 22時) (
レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - 本当に凄すぎて伝えたくてコメント書かせていただきました！本出せるくらいすごいです、！これからも楽しみにしてます！素敵な作品ありがとうございます（ ; ; ） (2020年12月21日 1時) (レス) id: 1776d5f8d4 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - はじめまして！！cleamさんの別作品読ませていただいてからすごくセンスがあって面白くて片っ端から読ませて頂いてます！(気持ち悪かったらすみません！)本当にセンスがあるというか色んな視点から考えさせられる作品ばかりで楽しませて頂いてます！！ (2020年12月21日 1時) (レス) id: 1776d5f8d4 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 阿部翔華さん» コメントありがとうございます！あざとさ伝わったみたいで凄く嬉しいです〜（ ; ; ） (2020年6月17日 15時) (レス) id: 71f219ef5c (このIDを非表示/違反報告)
阿部翔華 - 亮平、、、なにしてもドキドキする、、、好き！ (2020年6月17日 6時) (レス) id: 474e899cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2020年5月5日 12時
