エンマ大王様の最強の護衛は秘書的存在です

十九 ページ20

それから数年








俺はどうしてるかっていうと









ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ！





『ん？...もう朝か、速いな。』









俺は人間界で人間の姿になってさくら第一小学校に通っている。








ちなみに五年生だ。









『追放されてから数年...人間界も悪くないな。』







さてと学校に行かねぇと








いつものの薄いニット帽を被りメガネをかける。







ｽﾀｽﾀ...







？？「おはよう！」




『あぁおはよう、ケータ。』







ケータ「今日はテストか〜ヤダなぁ。」






『仕方ねぇだろ。』







ケータは俺の友達だ、だが最近あることに気がついた。







？？「そうですよケータきゅんテストは小学生なら当たり前の義務なのです。」







ケータ「じゃあウィスパーが代わりにやってよ！」






ウィスパー「えっ！？何でわたくしが！？」








そうケータは妖怪が見える






しかも妖怪ウォッチを持っている






一応気付かないフリをしてるが...








『...どうした？独り言か？』







ケータ「えっ！？ううん！何でもない何でもない！」








フツーにあからさま過ぎるな。









クマ「なぁなぁ放課後みんなでサッカーしねぇか！」






カンチ「いいね！」






ケータ「俺もやるやる！」






クマ「武はサッカーやるか？」





『考えとくよ。』








こんな毎日が俺にとっては楽しい




放課後




クマ「行くぞ〜！」




カンチ「負けないよ！」







ケータ「武そっち行った！」






『任せろ！』






ウィスパー「みなさん楽しそうでウィス。」








『あっすまない俺もう帰るな。』






ケータ「えっ何で？」





『今日はバーゲンなんだ。』






ケータ「バーゲン？」







『あぁ、親が海外にいるから俺が買い物しないとな。』







俺に親がいるってのは嘘だ、というより俺に親がいるかどうかも分からない。






ケータ「へぇー家事とかも？」





『まあな。』







ウィスパー「おやおや随分と真面目ですねぇ。」






ケータ「ウィスパーと違ってね。」





ウィスパー「んだとゴラァ！？」





『そんじゃァな。』





ケータ「また明日！」

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