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9:龍具/次なる旅路 前編 ページ10
カァン……、カァン……
ハンマーで金属を叩く音、
ジュアァァッ、
水入れの音、
炎刃「待たせたな、……できたぜ。そっちの嬢ちゃんの分が
コイツ、そして坊主のはコッチだ」
ゴトッ……
アテネの手元に2振りの蒼い短剣、そして俺の手元に灼熱の
如き紅い刀が置かれた。
炎刃「それぞれ、氷竜の牙、火竜の骨から作った物だ。
銘はそうだな、………氷翠(ヒスイ)、そして、煉鬼」
そして後ろから、軽鎧を持ってきた。
炎刃「こいつァ試作段階のものだったが、なんとか完成に
漕ぎ着けた。ドラゴンの鱗と骨を繋ぎ合わせて作った鎧だ。
羽のように軽く、鋼鉄をも凌ぐ剛健性を誇る代物だ」
アベ「これを……俺たちに？」
炎刃「あたぼうよ、それが報酬だからな。存分に使ってくれ。
それとだな、これを」
渡されたのは、一通の書類だった。
アテ「これは、通行許可証？」
炎刃「あぁ、お前らが次に行くべき所、魔法都市グレイスへ
の関所の通行許可証だ」
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ミカ(プロフ) - 努力で割となんとかなってる() (12月9日 19時) (
レス) id: 2a2f88f14d (このIDを非表示/違反報告)
にゃ - ま、まさかあのアテネの料理が上達するなんて…奇跡か？奇跡でも起きたのか？ (12月9日 18時) (レス) @page2 id: abca09e498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミカ | 作者ホームページ：http://初心者アベアテ
作成日時：2023年11月29日 23時
