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プツッ…ツー…ツー…

電話が切れ、ツー…ツー…っと、音が小さく響く

(な、は…?ど、どんな冗談だよ…さ、さすがにこりゃあ…駄目だ、と、とにかく、落ち着かなきゃ、)

彼は混乱しながらも、なんとか冷静さを保とうとする。しかしそれを無意味なことだと言わんばかりに、扉の崩れる音が周囲に響く。

「なっ……!」

ゴトゴトと、扉の崩壊時に残っていた大小さまざまな欠片が虚しく落ちていく。

その音の中に、一際目立つ音がする。

いや、音じゃない…これは声だ…自分とは違う咳き込む声。

『あ〜あァ…あのぐらいのデカさなら行けると思ったのになぁ…失敗失敗…』

聞こえてくるのは、成人男いや、女性とも取れるような…しかし子供のように無邪気な声だ。

巻き上がる砂埃のせいで姿がハッキリとは見えないが、シルエットで何となく分かる。

「にん…げ…」

立て続けに起こる出来事に俺はまだ理解が追いついていなかった。

電話越しだが分かる、冗談じゃない、おかしくなってしまったたおばさんの声、何故か崩壊する扉、そして聞こえてくる…おそらく…人間の声。

『ん…?君…こんなところで何をしてるの?』

お、俺に喋りかけているのか…?

『駄目じゃないか君みたいな子供が……』

奴は急に黙りこくる。

『…あ?君…人間じゃあ…ない…?』

俺が人間ではないと気づくと同時に、砂埃が晴れその姿が見えてくる。

人間の若いがどれぐらいかは知らないが、老けてはいないであろう男だ。

そしてハッキリと分かる。きっとイカれた野郎だということ。

そして奴が口を開く。

「始めまして、自己紹介は必要かな?」

それに返す余裕なんて俺にはなかった。

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Nキロcm(プロフ) - 今回はちゃんと投稿したよ!短いけどね!! (5月10日 23時) (レス) id: cbcb95102a (このIDを非表示/違反報告)
Nキロcm(プロフ) - 危うくじゃねえよ完全に載せちゃったじゃねえか (5月10日 23時) (レス) id: cbcb95102a (このIDを非表示/違反報告)
Nキロcm(プロフ) - あぶねぇ危うく未完成の話を載せるとこだった… (5月10日 22時) (レス) id: cbcb95102a (このIDを非表示/違反報告)
Nキロcm(プロフ) - 近いうちに投稿しま〜す (5月9日 22時) (レス) id: cbcb95102a (このIDを非表示/違反報告)
Nキロcm(プロフ) - 何も思いつきません (3月8日 18時) (レス) id: cbcb95102a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nキロcm | 作成日時:2023年5月27日 18時

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