114話 ページ31
｢縄解かれたのは予想外だったけど……君達はもういいよ。今日の仕事は終わり｣
｢ ｢はいっ！｣ ｣
イケメンさんの低くて綺麗な声から出された指示に従ってボディガードらしき人達は部屋を出ていく。
これで部屋には私とイケメンさんの2人だけとなった。
天はどこまで私に味方をしてくれるのだろうか。
少なくとも相手は今すぐに私のことを殺そうってわけじゃないと思うし。
少しだけ会話を楽しむってのもありかな。
『えーっと、犯罪者さん？』
｢あ、それ俺のこと？｣
犯罪者と呼ばれてもケラケラ笑っているってことはキレやすいってわけじゃ無さそうだ。
にしても笑いすぎだけど。
やっと笑いが収まったイケメンさんは目に涙を溜めながら名前を教えてくれた。
｢俺は……んー、まぁ山田とでも呼んでよ｣
『あ、じゃあ私のことは太郎って呼んでください』
｢太郎！！花子じゃなくて太郎なんだ！！俺と結婚したら君、山田太郎じゃん！！｣
この人は見た目に反してよく笑う。
中性的な顔なので良く言えば綺麗、悪く言えば冷たく見えるのに、顔をくしゃっとさせて笑うのでギャップがすごい。
これは彼氏がいなかったらすぐ惚れてたな。
まぁ私にはカルマがいるから惚れないけど。
ってそんなことより早く片付けてみんなの所に戻らなくちゃね。
お話の時間はもうおしまい。
『ねぇ、山田さん』
今までの雰囲気をガラッと変えて、大人っぽくセクシーに。
そっと近づいて山田さんの体に密着する。
『私、山田さんのことが好きになっちゃったの。この短時間で？って思うかもしれないけどこの気持ちは本当。ねぇ、山田さんは……？』
密着して上目遣いをしているので顔が結構近い。
山田さんはひたすら真顔でじっと見つめてくる。
もうそろそろいいかな。
そう思って股間を蹴りあげようとしたその時、体をぐいっと押されて引き離された。
その顔は……とても悲しそうだった。
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まっちゃ - 機種が違いますが、まっちゃです。まず、お返事ありがとうございます！ まだ更新できていないようですが、大丈夫ですか？無理しないでね！ (2019年7月24日 22時) (
レス) id: eeb9744d1e (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - まっちゃさん» 色々あってなかなか更新できずにいます……ごめんなさい（ ; ; ） (2018年10月14日 22時) (レス) id: ce04243faf (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - おぅ……更新停止か……頑張ってね！(°▽°) (2018年10月14日 21時) (レス) id: 0b754f4338 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年7月21日 14時) (レス) id: 46882e5172 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 面白いです！すごくハマってしまいました(笑)更新、頑張ってください!!応援してます＼(*⌒0⌒)ｂ♪ (2018年7月17日 14時) (携帯から) (レス) id: f468c46c0f (このIDを非表示/違反報告)
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