111話 ページ28
カルマside
Aがトイレに行ってからかれこれ10分は経った。
あまりにも遅すぎる。
だけどAのことだけを気にしていられない。
クラスメイトが続々と倒れていくんだから。
とりあえずAのことは律に任せて、俺はその間にクラスメイト達を移動させて寝かせる。
きっとこうなった原因は今烏間先生が電話している相手だ。
烏間先生の眉間のシワがいつもより濃くなっているからね。
そして案の定その予想は当たった。
しかも相手は1番背が低い男女、つまり茅野ちゃんと渚くんに取りに来させろと言った。
なんでせっかくの旅行がいっつも台無しになるのかねぇ……
｢あれ、そういえばAは……？｣
｢あいつ……どこいった？｣
最悪なことにみんなAがいないことに気がついた。
このタイミングでいないとなればみんなはウイルスを盛ったやつが誘拐したと思うだろう。
でもその可能性も否定出来ないし、何も言えないのがもどかしい。
｢律……！｣
｢お呼びですか？｣
｢っAがどこにいるかわかった！？｣
はい、とにっこり笑いながら頷く律は本当に優秀だ。
｢それでAは……｣
｢離れた山頂のホテルの一室に誘拐されていました｣
｢うっわまじかあいつ……｣
どうしてこうも面倒事を増やしてくれるのかなぁ……
しかもみんな律の声に耳を傾けていたせいであっという間にAが誘拐されたことが広まった。
｢助けにいかないと……！｣
｢でも薬だって取りに行かないといけないし……｣
同時に色々なことが起きてみんなが混乱している中俺は妙に落ち着いていた。
｢Aなら大丈夫だよ｣
｢何を根拠に……！｣
｢Aは夏休み中ずっと烏間先生やビッチ先生と訓練してたからね。それに律、相手の人数は？その人達は暗殺者っぽかった？｣
｢いいえ。ボスのような若い方が1人、手下のような方が2人いましたが、どの方も暗殺者である可能性は低いと思われます。どちらかというとあのホテルに泊まるお偉いさんみたいでした｣
｢律の言ってることが正しければきっとAは負けない。そこら辺のお坊ちゃまに負けるような訓練はしてないはずだからね｣
俺がそう言ってもまだ不安なようで納得出来ていない人がクラスの半分以上だった。
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まっちゃ - 機種が違いますが、まっちゃです。まず、お返事ありがとうございます！ まだ更新できていないようですが、大丈夫ですか？無理しないでね！ (2019年7月24日 22時) (
レス) id: eeb9744d1e (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - まっちゃさん» 色々あってなかなか更新できずにいます……ごめんなさい（ ; ; ） (2018年10月14日 22時) (レス) id: ce04243faf (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - おぅ……更新停止か……頑張ってね！(°▽°) (2018年10月14日 21時) (レス) id: 0b754f4338 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年7月21日 14時) (レス) id: 46882e5172 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 面白いです！すごくハマってしまいました(笑)更新、頑張ってください!!応援してます＼(*⌒0⌒)ｂ♪ (2018年7月17日 14時) (携帯から) (レス) id: f468c46c0f (このIDを非表示/違反報告)
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