96話 ページ13
｢ヌルフフフ｣
期末テストが近づいてきた。
ということはどういうことか。
正解は殺せんせーがうるさくなる、だ。
案の定殺せんせーは目標を作り、その説明のために劇をやり始めた。
｢さて前にシロさんが言った通り先生は触手を失うと動きが落ちます｣
ドブチュッ
『うっわきも……』
｢1本減っても影響は出ます。ご覧なさい、全ての分身が維持しきれず子供の分身が混ざってしまった｣
え、なんか違くない……？
殺せんせーはさらに自分の触手を1本ずつ減らしていった。
その度に子供が増え、終いには父親が蒸発。
｢ ｢ ｢重いわ！！｣ ｣ ｣
みんながそう言いたいなるのも分かります。
結局殺せんせーはそこまでして何が言いたかったかっていうと、触手1本につき先生が失う運動能力は20%、ってこと。
今回のテストはそれを利用して教科ごとの学年1位を取った者に触手を1本破壊する権利をくれる、というものだった。
｢え、それAがいればもう6本失うこと決定じゃん｣
『莉桜？ニヤニヤした顔でプレッシャーかけるのやめて？？』
私は大事な時にケアレスミスをよくしてしまう。
だからプレッシャーをかけられると余計ミスが増える。
って言ってんのにみんなニヤニヤ顔をやめないのはなんで！！
｢いやぁまさかあんだけ威張っといて浅野に負けるとかないよなぁ｣
｢自分のこと天才とか言ってたあのAがなぁ｣
｢まさか凡ミスで暗殺するチャンスを逃すわけないよなぁ｣
『今日みんな絶好調だね！！ほんと腹立つわ！！こうなったら全教科100点とってやるからそしたらなんか奢れよ！！』
何を言えば私がやる気出るか分かってるあたりほんと腹立つわ……
絶対意地でもオール満点とってやる！！
｢あ、ちなみにAさんだけは学年1位で触手1本です。各教科の1位もAさんは抜きにして考えますからね｣
『私に対してのハンデ何』
すごいやる気なくなった。
学年1位とっても1本しかもらえない上に私だけ除外って。
｢学年1位を争うAさんを含めてしまってはみなさんのやる気が出ないでしょう。これくらい当然です｣
まあそれでもやるけどさぁ……
なんか腑に落ちないままナルトのハチマキをつけた殺せんせーと勉強を続けた。
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まっちゃ - 機種が違いますが、まっちゃです。まず、お返事ありがとうございます！ まだ更新できていないようですが、大丈夫ですか？無理しないでね！ (2019年7月24日 22時) (
レス) id: eeb9744d1e (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - まっちゃさん» 色々あってなかなか更新できずにいます……ごめんなさい（ ; ; ） (2018年10月14日 22時) (レス) id: ce04243faf (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - おぅ……更新停止か……頑張ってね！(°▽°) (2018年10月14日 21時) (レス) id: 0b754f4338 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年7月21日 14時) (レス) id: 46882e5172 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 面白いです！すごくハマってしまいました(笑)更新、頑張ってください!!応援してます＼(*⌒0⌒)ｂ♪ (2018年7月17日 14時) (携帯から) (レス) id: f468c46c0f (このIDを非表示/違反報告)
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