14話 ページ17
｢ね、ねぇどうしたの？そんな怯えなくても睨んでくれればいいんだよ？｣
私の頭の中はどうやって逃げるか、それだけを考えていた。
そうして出た私の中で最良の結論。
『どけええええ！！』
一時凌ぎでしかないしこれからとんでもないことになることはわかってる。
だけどもうこれしかないんだ。
とりあえず気絶させていくしか！！
いやー暗殺技術がここで役に立つとはね！びっくりだよ！
こいつらは喜んでたみたいで何の抵抗もしなかったからあっさりと片付いた。
でもいつ復活するかわからないので全力ダッシュ。
見覚えのあるところまで行けたらそこからはすぐに教室に行けた。
バンッ
ドアを思いっきり開けたので周りの視線がこっちに集まってきたけどそんなのどうでもいい。
普通にご飯を食べてるカルマとみなみと私の机をくっつける。
｢さっきからなしたのさ｣
｢どっかいなくなったと思ったら息切れして帰ってくるし｣
うざそうに見てくるのはちょっと傷つくけど今はそれすらも許せてしまう。
その原因となるあの男のことを話したら爆笑された。
｢ちょっぶはっ！！｣
｢くっ…｣
『笑い事じゃないよ！！』
｢赤石さん！！｣
『ひいいい！！』
同じクラスだったの忘れてた！！
ていうか復活すんの早すぎ！！
ガシッ
ズカズカとこっちに来て肩を掴まれた。
｢本当に最高だよ！！大好きだ！！｣
ざわつく教室。
興味を示すものやドン引きしてるもの、動じず勉強し続けるもの。
そして近くから発せられる殺気。
｢ねぇ…君誰の許可を得てAに触ってんの？｣
｢ひっ…｣
｢俺の彼女に付き纏わないでくんない？お前なんかはAに話しかける権利どころか見る権利すらないんだよ。その目潰されたくなきゃとっとと失せろ｣
｢は、はい！！｣
そう言って男は教室から出ていった。
｢大丈夫なの？｣
ギュッ
教室の隅とは言え急にカルマに抱きついた私を見てより一層騒がしくなる教室。
でもさっきのカルマがあまりにもかっこよすぎた。
普段の私の扱いは彼女に対するものだとは思えないし本当に好きなのか疑うほどだけど本当に怖い時や辛い時にはこうやって頼りになる。
だからつい甘えたくなってしまうのだ。
カルマも何も言わずに私の頭を撫で周りの人達は空気を読んでいつも通りに過ごしてくれていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 322人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉子 - 3年後から失礼します＼(_ _) 更新待ってます！！頑張ってください。応援してますよｯ (2020年5月26日 17時) (
レス) id: 5f56a1975b (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 陽咲涼奈@涼介.愛ing（あずさ）さん» ありがとうございます！私もまさかこんなことになるとは思ってなくて……出来るだけ早く復帰するのでその時はよろしくお願いします！ (2017年4月28日 20時) (レス) id: 9cb6558e73 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 三葉さん» 最初から読んでいただきありがとうございます！なるべく早く復帰するのでその時はよろしくお願いします！ (2017年4月28日 20時) (レス) id: 9cb6558e73 (このIDを非表示/違反報告)
陽咲涼奈@涼介.愛ing（あずさ）(プロフ) - それは、辛いことですよね…。おつきみさんが復活するの、待っております！今はゆっくりと、気持ちを落ち着かせ、今まで以上に穏やかに過ごしてください！復活したら、更新頑張ってくださいね！長文失礼いたしました。 (2017年4月28日 0時) (レス) id: 96361a5705 (このIDを非表示/違反報告)
三葉(プロフ) - お疲れ様です。私はこのお話を最初から読んでいるのでずっとまってます！！復活したら更新頑張ってください！そして今はゆっくりしてくださいね！長文失礼しました。 (2017年4月27日 21時) (レス) id: 35235778fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
