9 . 3年ぶりの会話 . ページ10
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side 霧島 A
『 お疲れ様でした 』
今日の仕事が終わった。ポアロに行った事で入手した被害者達の共通点は10年前に教習所の合宿に参加していたという事。それから容疑者を絞り込み7人から残り3人に絞られた。
でも…私を呼び出してなんの用だろう。私は何で貴方があんな所で働いてて今何をしているのかが聞けたら満足だけど。私は本名使って警官してる訳だし調べようと思ったらできるのに。
警視庁入口に行くと待ち合わせの午後7時より少し前だったものの彼の車は止まっていた。久しぶりに見たが前と同じ車だった。そして何故か今日ポアロで会ったのに謎に緊張している自分がいる。
ガチャと扉を開けると昼に会った彼がいた。
『 こうやって2人きりで話すのはあの時ぶりかな… 』
零 「 だな 」
『 で?呼んだ理由は何なの?しかも車でどっか行くつもり? 』
零 「 ただのドライブだよ、話でもしよう 」
『 私降谷に聞きたい事あるんだけど…、何でポアロで店員やってて、今何をしてるの? 』
と個人的に私が聞きたかったことを降谷に聞いた。
零 「 潜入捜査…かな。今は組織に潜入しながら公安でやってるよ 」
『 3年前とそんなやってる事は変わらないのね。最初は警官やめたのかと 』
零 「 まあ、そう思うのも無理はないな。 」
『 でもあんな所で会うとは思っても無かった…3年間ここ町で出会わないから死んだかと思ってたくらいなのに 』
そう。別れた時以来顔を見なかったら死んだと思うのも無理は無いはず。仕事柄、潜入先でバレて殺されたとか思ったくらい。でもそれは降谷じゃなくて諸伏くんだった。
零 「 あの時は僕もびっくりしたさ、でも2年くらい前に"萩"と"松田"の墓参りをしてるAを見かけたからこの町に居るとは思ってたけどな 」
『 そっか…でも生きててくれてありがとう 』
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白色(プロフ) - いちのせさん» ありがとうございます!! (4月3日 15時) (レス) id: cc5a3ef23a (このIDを非表示/違反報告)
いちのせ(プロフ) - コメント失礼します!めちゃくちゃ面白くて続き待機してます!^ ^ (4月3日 15時) (レス) @page12 id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白色 | 作成日時:2024年3月22日 16時