20 . 決意 . ページ21
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side 降谷 零
"別れて"。そうAに言われた。
入院中会いに来てくれなかった事それが原因だった。そりゃ彼女がそう言うのも分かる。こんな最低な男と付き合って居られるわけない。
裕也 「 降谷さん、Aさんを送り届けてきました 」
零 「 すまんな、頼んでしまって 」
裕也 「 いえ。でも降谷さん…Aさんとどうするんですか… 」
零 「 その事については触れないでくれ、俺も心が追いついてなくてな 」
裕也 「 すみません… 」
本当はAに内緒で彼女を迎えに行こうとしていた。でも駐車場でそのように言われた為その後を風見に頼んでしまった。
これだからダメなのだろう。
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3日後___
仕事で忙しくずっと署に泊まり込んでいたため久しぶりに家に帰ってきた。鍵を開けると家の中はもぬけの殻。
前までは帰ってきたら"おかえり"そんな声が聞こえたがそんな声が聞こえてはこない。この時Aと別れたんだそう実感した。
家の中を見て回るとAのものはほぼ無くなっていた。風見が送って行ったあとスーツケースにでもものを詰めて何処かに行ってしまったのだろう。
Aがいないこの家を見たその時Aに
"分かった、別れよう"
とあの時の返事をしよう。そう決めた。
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21 . 定まった運命 .→←19 . 言ってしまったあの言葉 .
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白色(プロフ) - いちのせさん» ありがとうございます!! (4月3日 15時) (レス) id: cc5a3ef23a (このIDを非表示/違反報告)
いちのせ(プロフ) - コメント失礼します!めちゃくちゃ面白くて続き待機してます!^ ^ (4月3日 15時) (レス) @page12 id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白色 | 作成日時:2024年3月22日 16時