この人ただの元カレです【降谷零】

16 . 失格 . ページ17

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3年前___








side 降谷 零









昼の15時頃。"バーボン"として、ベルモットと"RAM"に命じられた人の暗殺を遂行するべくその人が現れるという場所に車で向かっていた。





ﾌﾟﾙﾙﾙと運転している最中に電話が鳴った。信号が止まったタイミングで画面を見ると"風見"と画面に表示されていた。





バーボン 「 すみません、車を停めて電話に出てきても構いませんか？ 」





ベルモット 「 ええ、でもなるべく早く済ませてきてちょうだい 」





とすぐそこの道端に車を停めて車から降りて風見からの電話に出た。





普段仕事中に電話してこない風見が電話をかけてくる事に少し違和感を感じた。





零 「 もしもし？何の用だ？今組織の__ 」





裕也「 降谷さんｯ、Aさんがｯ！！ 」





零 「 Aがどうしたんだ！？ 」










裕也 「 車に轢かれて意識不明の重体らしくて！！ 」










と声が聞こえてきた。放置駐車違反をしている運転手に話をもちかけた所逆ギレされ、肩を押された事でバランスを崩し、車道に倒れ、車に轢かれたと風見は言った。





零 「 ｯ…、すまない風見…、組織の事で忙しくてそちらに行くのは数日後になる…

それまでAを頼む 」





本当は直ぐにここからその警察病院に向かって風見と合流したい。でも今から組織の方でやらないといけない事がある。そしてその後もこれ以外の命令をこなさないといけない。





それが落ち着くのは最短でも2日後…。それまで彼女に会いにいくことが出来ない。





裕也 「 降谷さんｯ…分かりました。Aさんのためにも早く来てあげてください 」





零 「 ああ、分かってるよ。 」





僕が今出来ることは組織の仕事を早く終わらせてAに会いに行く事だ。本当にAがそんな状況なのに駆けつけてあげられない僕はダメな男だ








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