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15 . 過去の記憶 . ページ16

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side 降谷 零









裕也 「 自分も知ってて、降谷さんも知ってる人… 」





まあ確かにいきなりそう言われると悩むのもしょうがないか。僕もその立場だったら思いつくけどな訳…と思う。





零 「 降参か? 」





裕也 「 降参します、本当に思いつかないんですよね 」





零 「 Aだよ 」





裕也 「 えッ、Aさんですかッ?! 」





と言うと風見はとても驚いた様子を見せた。いきなり手を机に着いてこっちに顔を近づけてきたのだから。そして目を見開いていた。





零 「 びっくりだろ?僕もだよ 」





裕也 「 でも…別れたんですよね、降谷さんとAさんって 」





零 「 ああ、3年前にな。で一昨日か、たまたまポアロで会ったんだよ 」





裕也 「 降谷さん何処にいるかも分からないって言ってたのにそんないきなりですか?! 」





零 「 ああ、交通部では無く捜査一課で刑事をしてるらしいぞ 」





裕也 「 じゃあ自分会ってたかもしれないって事ですか? 」





零 「 まあでもお前が知ってるAの見た目じゃなかったから気が付かなかったんじゃないか? 」





裕也 「 というのも…? 」





零 「 交通部の時のAとは違って警察学校時代の時みたいに髪をバッサリ切っていて伊達メガネをかけてたからな 」





交通部の時は髪を伸ばして後ろでくくり裸眼だった。でもあの時会ったAは僕達が出会った警察学校時代のように髪をボブより短い長さにして伊達メガネをかけていた。





伊達メガネをかけている理由を聞いた時は真面目に見せるためそう言っていた。だが今はその必要があるのか僕には分からない。





裕也 「 …あっ、そんな人に返り討ちにされたみたいな話を公安の仲間から聞いたかも知れません… 」





零 「 それだったらそれがAだったかもな…wあ、あとAを頼むぞ 」





裕也 「 降谷さん…? 」





零 「 俺はお前みたいに"あの時"寄り添えなかったから。見かけた時は話しかけてあげてくれ。 」





裕也 「 分かりました! 」





僕たちが別れたあの事をずっと、忘れることは無い。








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16 . 失格 .→←14 . 感謝の気持ち .



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白色(プロフ) - いちのせさん» ありがとうございます!! (4月3日 15時) (レス) id: cc5a3ef23a (このIDを非表示/違反報告)
いちのせ(プロフ) - コメント失礼します!めちゃくちゃ面白くて続き待機してます!^ ^ (4月3日 15時) (レス) @page12 id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白色 | 作成日時:2024年3月22日 16時

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