この人ただの元カレです【降谷零】 (ページ15)

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14 . 感謝の気持ち . ページ15

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side 霧島 A

美和子「そういえば昨日あの連続殺人事件が解決したのよ！」

『本当！？』

ここ最近起きた連続殺人事件を追っていた私たちだが私が非番だった昨日、犯人がわかったそうだ。

美和子「あの中に10年前の飲酒運転で亡くなった教官の弟さんがいたのよ。その殺された人達はその教官にお酒を飲ませたみたいで…それを恨みに思って10年後に事件を起こしたそうよ」

『 …犯人の方も相当辛かったって思うと切ないね』

美和子「そうね…、まあでもこれ以上被害者が増えなくて良かったわ。コナン君"達"のおかげね」

『だね』

あの時その情報だけで自動車学校の合宿が関係していると分かった2人にはとてもびっくりした。しかもそれが事実。降谷はまだ分かるもののあの少年にはいつもびっくりする。

真実を突き止めてくれる探偵達が周りにいるなんて有難い。

【忙しいのにごめん。
あの連続殺人事件が解決した。一応伝えておきたくて

降谷のおかげ、本当に感謝してる】

一応降谷にもこの事件が解決した事を伝えたく連絡を送った。
彼には助けて貰ってばったかりだな…

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side 降谷零

ﾋﾟｺｯと携帯電話のメールが届いた音が聞こえた。差出人を見ると"A"と書いてあった。

【忙しいのにごめん。
あの連続殺人事件が解決した。一応伝えておきたくて

降谷のおかげ、本当に感謝してる】

と書いてあった。付き合っていた頃と変わらずAは感謝を伝える礼儀正しい人だと思う。でも事件が解決したのなら良かった。

裕也「降谷さんなんかいい事でもあったんですか？」

零「いや…別に」

今は風見と昼を食べていたが、そんなに顔に出てたのか…？別れた元カノからのメールでしかもたまたま一昨日3年ぶりくらいに出会っただけ。

どこかで嬉しいと思っている自分でも居るのだろうか。

裕也「彼女とかじゃないんですか？！」

零「な訳あるか、お前も知ってるやつだよ」

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