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10 . 愉悦な気持ち . ページ11

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side 霧島 A










零 「 ふっw… 」





と言うと彼は少し笑った。





『 何…、会いたいとは思ってなかったけど…同期が居なくなっちゃうんじゃって。生きててくれてよかったって安心しちゃった 』





零 「 僕は死なないさ 」





『 そう言ってみんな死んだって事忘れないでよ…まあ私も死なないけど 』





零 「 ああ、でもどっちかというとAのほうが死にそうだけどな 」





『 組織に潜入してる人公安警察より先に死ぬ訳いかないから、案外"あの事故"以来死にそうになった時ないし 』





と車で揺られながら降谷と話した。3年ぶりに話すと何故かこれが現実という感覚がしなかった。





零 「 このあと時間あるか? 」





『 まあ、明日非番だし 』





零 「 久しぶりに行ってみないか?"同棲"してた家に 」





私たちは22歳、警察学校時代に付き合い3年前、松田くんが亡くなった1ヶ月後別れた。それまでの間2人で同棲をしていた。でも別れたと同時に同棲していた家ともお別れしたはず…





『 家…退去しなかったの? 』





零 「 ああ。そこに住んでは無いが 」





同棲していた家は米花町にある賃貸マンション。契約は降谷がしていたからてっきり退去しているかと思った。でも退去せず住んでないのにお金を払っているらしい…





『 住んでないのに家賃払ってる訳…? 』





零 「 なんか退去する気持ちにもなれなくてな、まあ掃除はしに行ってるから綺麗だ 」





『 なんか気分良いからそこで料理作ってあげるよ 』





零 「 そういうつもりは無かったが… 」





『 まあ疲れてるだろうし任せなさいよ、どっかスーパー寄ってから行こ? 』





零 「 ん 」





2人の思い出が詰まった家を退去出来ない降谷の気持ちが少し嬉しく気分が良くなり、3年ぶりにその家で料理を作る事にした。






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11 . 腕前 .→←9 . 3年ぶりの会話 .



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白色(プロフ) - いちのせさん» ありがとうございます!! (4月3日 15時) (レス) id: cc5a3ef23a (このIDを非表示/違反報告)
いちのせ(プロフ) - コメント失礼します!めちゃくちゃ面白くて続き待機してます!^ ^ (4月3日 15時) (レス) @page12 id: 238460b4ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白色 | 作成日時:2024年3月22日 16時

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