残雪【cs/派生】 (ページ15)

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雪欺には昔からお世話をしすぎて麻知の可能性を奪っているのかもしれないという意識があり、それを気にかけてはいたもののやはり世話を優先させてしまっていた。
しかし「私、自立がしたいですわ」から始まる"麻知独立事件"によって二人の関係は一度完全に拗れてしまう。雪欺は強がって出来るものならやってみれば？という態度で手を離した後、案外自分がお世話しなくても一人で上手くいっている事を知って少なからずショックを受けたが、未だに麻知が躓く度ちらちら気にかけている。

○馬酔木天音
「あま⇔せつ、雪欺」

守り守られ頼り頼られの関係。幼い頃の自分の手を最初に取ってくれた人。当時から太陽のように思っているので初対面の温度ではない甘やかしや依怙贔屓や"貴方を大事に思っている"という視線を常に浴びせているが、今では既に皆慣れているので無罪。天音の兄は自分なので、天音の本当のきょうだいに嫉妬している。
　
同じ部活の為帰り道に買食いといったちょっとした非行の共犯者になることもあり、主に冬には肉まん、夏にはアイスをシェアしている。肉まんは皮が好きな雪欺だが、天音が困りながら「先に皮食べる？」って言ったときは思いやりの方向性が面白くて、でも自分に真剣に向き合ってくれてるのが嬉しくて、思わず表情を崩して笑ってしまった。以降は練習を重ね、一方に中身である肉を多めに取り、もう一方には皮を多めに分けて2等分する術を執念で身に着けたがこれは雪欺が天音のことを思いやり、真剣に向き合った結果である。
また、夏休みの部活帰りは夏バテ気味の天音を担いでアイスを買いに行くこともあり、大人しく担がれていてくれる信頼が嬉しくて夏に近づくにつれて元気になっていく雪欺と、夏バテで元気がなくなっていく天音の見事な対比が見られる。
　
天音に勝つためにゲームの勉強をし、データキャラと化すこともあるが勝率は低い(データキャラは負けるという法則の下、雪欺の負けは確実なものになっている)。いつメンに協力を要請したチーム戦では本当にギリギリ勝つ一歩手前まで行くこともあったりする……かもしれない。

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