なにわとるいくん ページ48
「あれ？琉生？」
後ろから聞こえる優しい声に反応して振り返る。
「大ちゃん！」
「やっぱり！うわぁ、めっちゃ偶然やな。お仕事？」
「おん。今休憩中。」
目の前に立ってたのはしばらくご無沙汰だった関西の仲間で。
最近は会うどころか電話もできひんかったから思わずその体に飛びついた。
「誠也くんたちは？」
「今日1人やねん。」
「そっかそっか。1人で仕事か。ちゃんと出来てて偉いなぁ。」
「もう！俺ももう赤ちゃんちゃうしそれくらい出来る！」
賢い賢いって俺の頭を撫で回してくる大ちゃん。
俺、犬でも赤ちゃんでもないんやけど…
「俺らも1時間ちょいくらい休憩やねんけど楽屋来る？」
「ええの？」
「皆喜ぶわ、琉生来たら。」
＊
「琉生やん！」
「おー、久しぶり。」
「え！来てたん？」
「久しぶり！大ちゃんに攫われてきた。」
案の定、琉生が楽屋に入るなりメンバーのテンションはマックスで。
1番早く駆けつけてきたみちながに抱きしめられて埋もれてる笑
「今日は1人で仕事やねん。ドラマの番宣。」
「1人で東京来てお仕事出来るんすごいわぁ。偉い！」
「いや、さっきから思ってんねんけど大ちゃんもはっすんも俺の記憶小学生くらいで止まってへん？笑
末リチャでさえそこまで子供扱いせえへんで。」
「ええやんええやん。俺らの中ではまだチビやもん。」
小学生の時、1人で東京まで仕事に行くって言う琉生を新幹線乗り場まで見送ってハラハラしながら連絡を待ってたあの日から時止まってんねんで、兄ちゃんたちは。
「あれ。仔犬が来てるやんけ。」
「じょーくんや！」
「ぐへっ…おまっ、そんな急に飛びついたら危ないやろ。」
「あーあ。丈くんに取られてもうた。」
丈くん丈くんって名前を呼びながらニコニコしてる琉生に付いてるはずがない耳としっぽが見えてんのは俺だけじゃないと思うけど本人が満足ならそれでええかな。
「写真撮ろ！」
メンバーもええけどたまには俺らの弟で独り占めしちゃっても許してな？
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ぽむ(プロフ) - こちらこそ余計なお世話を申し訳ございません🙇琉生くんが猫に嫉妬したりする話可愛かったです！これからも更新楽しみに待ってます！ (5月10日 21時) (
レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
i(プロフ) - ぽむさん» コメントありがとうございます🙇🏻紛らわしくしてしまって申し訳ないです。設定変更しておきます😭 (5月10日 17時) (レス) id: c771cdb231 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 初コメントです。琉生くん可愛くて楽しみに読んでいます。ときどき、iさんの小説が更新されていないときに更新通知が来るのですが、もしかして新しい小説の更新がないときは「更新を通知しない」みたいな設定もできるみたいです〜 (5月10日 14時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i | 作成日時：2023年3月15日 17時
