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「でもさくらくんが…」
「晶哉はさ、あいつが泣いてる姿見たことある？」
「え？」
「さくらはあんまり自分が弱ってる姿とか泣いてる姿とか見せることないねん。心配かけたくない、とか多分そういうことやろうけど。やから俺らは気付いてても声掛けへんことはある。もちろんほんまに限界やったら俺らが助けてあげんとダメやけどね。」
そうやって話すリチャくんの顔は心配そうなでも見守るような優しい表情で。
「さくらくん、俺には頼ってくれへんのかな…」
「そんな事ないんちゃう？あいつ多分晶哉のことめっちゃ好きやで。」
「そうなんですか？」
「おん。晶哉からアドバイス貰ったこととか1字1句漏らさずにノートに書いてるしこの前も「晶哉くんに誕プレあげたいねんけど何あげたらええか分からへん…」ってしょぼくれてたし。」
「ほんまやで。呼び方変える時もわざわざ俺練習台にさせられたんやから。も〜、大変やったわ。」
次々に出てくるさくらのエピソードにはあの時もそうやったんか、なんて驚かされるものもあった。
「めちゃくちゃ不器用やから頼り方分からんだけやと思う。ましてやそんなに年が離れてるわけでもちゃうやんか？さくら自身晶哉くらいの年の奴と関わってるとこ見たことないし仲良くなるチャンスやん。」
さくらのこと、勝手になんでもこなせる完璧な人間やと思ってた。
やけどしっかり年下で俺には見せへん甘えん坊な部分があったとこも、俺との接し方に悩んでくれたこともなんも知らずに俺は手を取ってあげようとせぇへんかったこと、今でも少し後悔してる。
「ちょっとぶきっちょやけどさ、かわいい奴やから仲良くなれると思うで。2人は。」
＊
「さくらくん！」
やから今度は俺が彼の手を取ってあげる番。
「俺…さくらくんのこと、もっと知りたい。」
「へ？」
「俺じゃ全然頼りにならへんかもやけど他のメンバーに比べたらまだまだかもしれんけど、俺はさくらくんのこと1人にさせたくない。」
「晶哉くん…」
「その重荷。全部一人で背負う必要なんて無いからさ、俺にもちょっとくらいは手伝わせてや。」
不器用で頑張り屋な君へ。
「よろしく、お願いします。」
「……よろしくね。晶哉。」
これからもずっと隣にいれますように。
Aえ！group【初！寝起きドッキリ】ネタバレ注意→←シンメ
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ぽむ(プロフ) - こちらこそ余計なお世話を申し訳ございません🙇琉生くんが猫に嫉妬したりする話可愛かったです！これからも更新楽しみに待ってます！ (5月10日 21時) (
レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
i(プロフ) - ぽむさん» コメントありがとうございます🙇🏻紛らわしくしてしまって申し訳ないです。設定変更しておきます😭 (5月10日 17時) (レス) id: c771cdb231 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 初コメントです。琉生くん可愛くて楽しみに読んでいます。ときどき、iさんの小説が更新されていないときに更新通知が来るのですが、もしかして新しい小説の更新がないときは「更新を通知しない」みたいな設定もできるみたいです〜 (5月10日 14時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i | 作成日時：2023年3月15日 17時
