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「流石にこのままやとバレるわ。」
すぐあげてもいいけどやっぱりサプライズの方が喜ぶやん、こういうのは。
そう思って都合よく手元にあった大きい紙袋の中にぬいぐるみを入れた。
たまたまさっき行った別のお店でもらったサイズのあってない紙袋。
「さくら。お待たせ。」
「おかえり。」
「帰るか。」
「せやね。もう夕方やし。」
「16時…そこそこ長いことおったな笑」
「リチャくんがUFOキャッチャーばっかするから。」
「俺の記憶違いじゃなかったらそれはお前や。」
「…え？」
そうでしたっけ？みたいな顔で思いっきりボケてくるさくらのおでこに軽くデコピンをかまして歩き出す。
ボケやらせたら調子乗るから。
「リチャくんのせいでアホになったらどないすんねん。」
「十分アホやから安心せぇ。」
「ほんまに俺の彼氏で合ってる？」
こんな奴を彼氏に選んだのもあんたですよ。
「カラス鳴いてる〜。」
「あいつの鳴き方正門の笑い方そっくりちゃう？」
「ちょ、…笑わさんといて、っ……」
2人で並んで歩く帰り道。
免許持ってたら車で数分やけどこうやってのんびり帰るのも俺たち流のデートプラン。
＊
「これさっきの店で買ったやつ。出して並べといて。」
「はいはい。」
1つの紙袋を渡されてリチャくんは食器をしまいにキッチンに。
「えーっと……ん？へ？…なにこれ。」
1番初めに目に入ったのはお店で買った靴、やなくて黄色と白のリボンを付けた2体のくまちゃんのぬいぐるみ。
これ、さっき俺が見てたやつ。
「え、！リチャくんっ、リチャくんこれ！」
「おー、気付いたか。」
「くまちゃんっ！」
「おわっ、危ない危ない。ちょっと落ち着き。」
「めっちゃ嬉しい…ぇ〜っ…かわいい、」
「喜んでくれて良かった。」
「こんなん喜ぶに決まってるやん！リチャくんだいすき、ありがとう。」
俺が抱きついたらすぐ抱きしめ返してくれるとこも俺の事ちゃんと見てくれてるとこも、あったかくて大きい手も、全部全部リチャくんやから好きなんやで。
「…でもぬいぐるみだけやなくて俺も見てや。」
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ぽむ(プロフ) - こちらこそ余計なお世話を申し訳ございません🙇琉生くんが猫に嫉妬したりする話可愛かったです！これからも更新楽しみに待ってます！ (5月10日 21時) (
レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
i(プロフ) - ぽむさん» コメントありがとうございます🙇🏻紛らわしくしてしまって申し訳ないです。設定変更しておきます😭 (5月10日 17時) (レス) id: c771cdb231 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - 初コメントです。琉生くん可愛くて楽しみに読んでいます。ときどき、iさんの小説が更新されていないときに更新通知が来るのですが、もしかして新しい小説の更新がないときは「更新を通知しない」みたいな設定もできるみたいです〜 (5月10日 14時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：i | 作成日時：2023年3月15日 17時
