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♪10♪ ページ10
大吾side
練習の成果が出たのか
一週間経つ頃には伝わるくらい上手に話せるようになっていた
柊「え？やばいやん！これでもしAの告白成功したらどないすんねん」
大「ほんまどないしよかな……」
Aは小さい頃から可愛い顔立ちで
幼稚園の頃なんか男子のあいだでは一番の人気やった
健人先輩の目に留まれば成功するかもしれへん
このままだと健人先輩に間違いなく取られてまう
柊真と二人で話してるところにAが来た
『何話してたん？』
大「なんでもないわ」
『教えてくれてもええやん』
大「ほら、今日も練習や！」
そう言ってごまかしてまた放課後にはAの家にいた
大「そや、そろそろ手紙書かな！なんか可愛い紙とかないん？」
『可愛い紙？ちょっと待ってな…』
机の中をガサガサ漁るAを見ながら
なんで俺こんなに真面目にアドバイスしてんねやろと思った
『あ、懐かしいの出てきた』
オレンジの表紙の日記帳
小さい頃はよくそれで会話してた
ほんま懐かしいな
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作者名：時生
| 作成日時：2015年9月22日 18時
