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♪6♪ ページ6
柊真side
大「ほんまに大丈夫かなあいつ……」
柊「なんや、いやいや言うといてAの話ばっかりやん(笑)」
昼休みに二人で話しててもAの話ばかりの大吾
まぁ、俺は薄々勘づいてたけど
大「もぅ、元はといえば柊真が話をしてみたらとか言うからやからな！」
柊「それはホンマにごめん！でも、これで大吾、ちょっとはAに近づけたやろ？」
大「え？近づく？」
柊「ほんまは好きなんやろ？Aのこと」
大「……は？なにいうてんの？そんなわけないやんか」
柊「俺はAは大吾に幸せにして欲しいって思ってんねん」
大「だから別に好きとは……」
柊「だって、俺に初めて手話教えてくれたときなんて言ったか覚えてる？」
大「え？俺なんか言ったん？」
柊「あいつとの話は最低限だけやぞ？って」
大「そんなん言ったっけ？」
柊「まぁでも、その頃と変わらんもんな大吾」
大「え？」
柊「Aが健人先輩の話してる時はいつも苦笑いや(笑)」
大「そんなんなってる？」
俺はAには恋愛感情ないけど
大吾以外とくっつくとか考えられへんねん
柊「まだ伝えられんかもしれんけど……大吾なら幸せに出来ると思う」
俺の話をマジだと勘づいたのか
わかった。
それだけつぶやくように言って
口話練習頑張ろう！って大声でグラウンドに叫んだ大吾
周りガン見しとったから
ちょっと他人のふりしといた(笑)
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作者名：時生
| 作成日時：2015年9月22日 18時
