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大毅side
救急車が病院に着いてから、腕見てもらうために俺だけ別室に通されて
病院についてすぐ、淳太の心臓はゆっくり脈打ち出した。
流星に、絶対大丈夫やからってまた念押しされてなかったら
ほんまはずっと淳太のそばにいたかった。
大「流星、淳太は…」
流「しげは、腕大丈夫やったん？」
淳太のいるガラス張りの部屋の外、集中治療の部屋には家族以外は入れないらしくて
その前の椅子に流星は俯いて座ってた
大「俺のことより淳太、どうやって？」
流「心臓は動いてるって、でも…ゆっくりやからいつ止まるかって」
大「いつ、目覚すんやろ…せめて顔見たいな」
ガラス越しに少し遠くのベッドに横になってる淳太の顔がチラッと見える程度で
いつも隣にいたからか、いつもより遠く感じる。
大「なんかわからんけどさ、俺…いつかこんな日が来るかもってちょっと思っててん」
淳太は元々、心臓に爆弾を抱えてたから
アイドルみたいな心身を酷使するような仕事をできるような人やなかった
それでも、親の反対を押し切ってアイドルになった
そう聞いたのは、デビュー直後に照史からやったと思う
流「大丈夫、淳太呼んだら戻ってきたやろ。やからまた…」
大「そうやけどさ…そうやけど…」
発作はこれまでもあった、でも心臓が止まってしまうほどの大きな発作はなかった
淳太はなんでもバランスよくこなしてるようでいて、実は不器用で
不安で震えた手を、流星が上から握る
大「淳太死んだら、俺絶対淳太のこと許さんから」
流「俺も、絶対許さんよ」
涙で滲む景色の中で、ポロポロとこぼれていく流星の涙が光ってる
人目も憚らずに泣き出した流星を
今度は俺が抱きしめると、温かい涙が俺の肩に落ちていく
流星も同じだけの不安を抱えてるんやって
痛いほどに感じるな。
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時生(プロフ) - かのんさん» ちょっと悩みながら書きましたが喜んでもらえてよかったです☺️☺️ (12月6日 8時) (
レス) @page30 id: b242dfd281 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございました！はまげ推しにとって最高です💜❤️涙もだらだら止まらず、何度も読ませて頂きます☺️ありがとうございました。 (12月5日 22時) (レス) id: ae055e8802 (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - 時生さん» ありがとうございます！！それを楽しみに気長に待っています🥰 (11月29日 21時) (レス) id: 1225f87651 (このIDを非表示/違反報告)
時生(プロフ) - さくらっちさん» 優しい気持ちが届いたみたいでよかったです。デリケートな表現をどう表すかすごく悩みましたが、希望のある形で終わらせたかったのでなるべく言葉じゃなくて感情表現を多めに使ってみました。 (11月29日 18時) (レス) @page27 id: b242dfd281 (このIDを非表示/違反報告)
時生(プロフ) - Sugarさん» 了解しました。たくさんのリクありがとうございます！今シーズンでは消化しきれないと思うので少しづつ書いていきますね。時間がかかると思いますがよろしくお願いします☺️☺️ (11月29日 18時) (レス) id: b242dfd281 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時生
| 作成日時：2023年11月5日 18時
