虹がかかる空に＊4＊ (ページ6)

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照史side

崇「照史！！ちょ、起きて！！」

照「起きてるわ」

崇「うわっ、いつからいた？」

照「ずっとや」

真夜中のアラーム音に飛び起きた崇裕の後ろから淳太くんの部屋入ったけど

崇裕がパニックなってて全然俺に気づいてへん(笑)

崇「淳太、酸素入らなくなってんねんけどどうしよ」

照「酸素上げてもいいか、病院に聞いてみる？」

崇「おん、俺聞いてくるから照史ここおって」

照「わかった」

崇裕が行ってしまって、苦しいから肩で必死に息をする淳太くんの体をさする

目も開いたり閉じたりしてて、意識も朦朧としてきていてほんま不安になる。

照「今、病院に酸素上げられるか聞いてるからな？」

汗もかいてるし、着替えさせてあげたいけど今の淳太くんにとって着替えは辛いやろからまた後で

照「熱測るな？」

喋るのも辛いから、微かに頷いて反応する淳太くん見てると俺も辛くなる

37.8度の表示が出て微熱より少し上くらいやけど、この息苦しさやと辛いよな

照「淳太くん寒い、暑い？
あー、寒いか？わかったあったかくしよか」

こうなってしまうと、俺らは無力で崇裕が戻ってくるのを待つしかない

崇「明日の朝まで3Lでいいって！」

急いで戻ってきて、息の切れた崇裕がすぐに酸素あげて

照「淳太くん、聞こえた？
明日まで3Lにするから、もうちょっとで楽になるからな？」

今酸素を上げたところですぐ楽になるわけやなくて、うまくいけば呼吸が普通できるようになるまで半日

もしくは、ずっとこのままの時もある

そうなったらまた、入院にってしまうかも

どうか、明日までに呼吸だけでも楽になりますように。