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智洋side




ずっと海の中にいるように周りの音が遠くから聞こえる



まっすぐ歩けない浮遊感、頭が割れるように痛くてマネージャーに背負ってもらったら




気付いたら楽屋のソファの上についてた。




熱が出て下がっての繰り返しやったこの1ヶ月、どうしても起き上がれなくて仕事行かれへん日があって




次になんとか行ってみたものの、穴を開けるなって厳しく言われて




この仕事してる以上は休んだらあかん、芸歴も長いしちゃんとわかってたのにできひんくて自分が不甲斐なくて





めちゃしんどいまま4日目、意地になってもうた。





目開けてるの辛いから、ずっと閉じててんけど遠くで誰かの声が聞こえる





照「照史やで」

智「照史…仕事?もう呼ばれたっ…はぁはぁっ…」

照「ええねん、とりあえず寝てて?」

智「仕事っ…行かなあかんっ……あかん……」





どれだけしんどくても、さっきまでそんな力もなかったけど仕事の言葉が聞こえてパッと起き上がれた




ソファに腰掛けたはずが、強い眩暈がして座った状態で止まれなくて





そのままフラッとソファから落ちそうになるのを誰かに支えられる




起き上がれたけど、めちゃ気持ち悪くてまた下を向くしかない






照「しんどいやろ、休んでて良いんやで」

智「しんどないもんっ…仕事やろっ…ちゃんと…ちゃんとやるからっ…
はぁはぁっ…もっと…もっと頑張るからっ……」

照「落ち着いて、とりあえず水飲もう?」

智「水……いらんって…仕事……呼ばれたんやろ、行かなあかんっ…」

照「神ちゃん!」

智「なんで…そんなんするんっ…離してやっ……」






立ち上がろうとしても、照史にがっしり掴まれて身動きとれへん




智「うっ…うっ……」

照「気持ち悪い?袋あるから吐いちゃっていいよ」

智「うぇっ……」








吐いてもスッキリしなくて、まだ気持ち悪いまま口をつむぐ





仕事来たのに、何やってんねん俺。

3→←1完璧じゃなくても(きりかみ)



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作者名:時生 | 作成日時:2022年8月21日 1時

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