Along with the smile with you～僕らが今歩く道 (ページ23)

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紫耀side

特番では、ダンスを踊らなきゃいけなくて体への負担は大きいし

その後の稽古では、アクロバットが多めで正直俺の身体には負荷が多すぎた

紫「っ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ………」

「ちょっと休憩しようか！」

紫「いやっ……大丈夫ですっ……まだやれます」

「休憩しよう、今頑張って体壊したら……」

何か言われてるのは分かっても、目の前にレーザーみたいなものが見えてそれが誰だかわからない

紫「今頑張らないと……今頑張らないとダメなんだっ………」

内「紫耀、紫耀？じゃあ30分だけ休憩しよう」

紫「はい…………」

誰かがそう言ってくれて肩を貸してくれてスタジオの外に出た

ポケットの薬を手探りで手に入れて、外のベンチに寝る

紫「あ………内くん……」

内「ちょっとマシになった？」

視界が開けてきて、それが内くんだって分かった

内「ほんま、紫耀頑張りすぎやで。
そんな急がんでも、ちゃんとやれてるよ」

紫「不安………なんです」

内「不安？」

紫「なんか、なんにも無い砂漠の中を……歩いてるような気がして」

内「砂漠の中か……

座長は、確かに孤独やけど……周りに頼ることも必要やで？

頼って頼られて……そんな関係性が理想ちゃうかな」

紫「そう……ですよね」

俺が頼れる人って何人おるんやろう

今俺のことを信じてくれる人は？

全部いなくなったんも、俺のせいなんかな