天使のホスピタル

毎日 ページ49

智洋side




智洋「じゃ、脱ごうか……」





スッと服を脱がせて流星のお腹を出す



手後「消毒するね〜冷たいよ〜」



とはいえ、大毅とも望とも違って全然嫌がらない



毎日やってるからかなとも思うけど、採血の針なんかより全然太いし



1回で入らなかったからやめることも出来ないから、何回でも刺す




可哀想だけど、流星が生きていくにはこれをやらないといけない




智洋「流星手繋いどく？」


流星「ぉん……」




手を差し出すと控えめに手を握る流星





手後「じゃ、いくね……」



ギュッ………



針が入った瞬間、強い力で俺の手を握った




手後「はい、ありがとう今日も1回で入ったよ〜流星が動かなかったおかげ！

今日もそのままでいてね」





入ったら先生はいなくなって、俺と2人





入った直後はまだズキズキ痛いはず





智洋「痛い？」


流星「うぅん……もう慣れた」


智洋「そっか……流星は強いんやね。
痛かったらちゃんと言うてな？」


流星「本取って」




いつものように4時間、ここで安静にしてなきゃいけないから




流星は好きなサッカーの本を読んでる




泣きも喚きもしない、ほんま、ええ子やと思う(笑)

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