天使のホスピタル (ページ21)

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酸素ページ21

淳太side

手越「ちょっと冷たいよ～」

しばらく音を聞いていた手越先生が、聴診器を首にかけ直して真剣な目でこっちを見る

手越「ちょっと音弱いな……大ちゃん昨日からはぁはぁしない？」

大毅「ん？せえへん～」

手越「あ、そう……念のためベッド上安静にしといて、苦しいようなら酸素つけて…あと心電図も」

淳太「分かりました」

手越「大ちゃん、今日はあんま動いちゃダメね？先生ちょっと他の子のところ行ってくる～」

って、相変わらずチャラい手越先生がいなくなった途端にベッドからまた降りる大ちゃん

大毅「じゃ……おれリング戻らんと」

いや、お前はプロレスラーかい(笑)

淳太「大ちゃん、今さっき手越先生なんて言ったか覚えてる？

今日は暴れたらあかんねんで？」

大毅「いや、こっちの予定があるから！」

淳太「桐山先生のモノマネしない！」

大毅「うわっ！！」

もうしゃーないから、ちょっと強引やけど抱っこしてベッドに戻してベッド柵を上げる

大毅「じゅんた、出せやぁ～！！」

淳太「静かに！叫ぶと苦しいやろ？」

大毅「ぅんっ……はぁはぁっ……するっ……」

淳太「今日ははぁはぁしちゃうから、プロレスはまた今度」

って言いながら背中をさすると息も整ってきて静かになったけど、

あのやんちゃ坊主、果たして大丈夫だろうか(笑)