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「みんな起こしてこようかな。」
「だいじょぶだよ、そのうちあやなんが起こしてくれるから。」
「そう…?」
言ってる間にチャイムがなった。
「あ、あやなんだ。」
ざわくんが鍵を開けにドアに向かう。
私もついていくとそこには朝からすっごく元気なあやなんがいた。
「おつかれー!あれ、この子は?」
「はじめまして、あかねです。」
「うちらの新しいマネージャー。それよりみんなまだ寝てるから起こしてきてよ。」
「よろしく!えー、まじめんどいんだけど。」
そう言いながらもあやなんはずいずい階段を登っていった。
多分慣れているのであろう。
途中まで登ったところで急にこちらを振り返る。
「あかねと虫もぼけっと見てないではやく!」
「え〜、ぼく編集してるんだけど。」
「いいから!」
駄々をこねるざわくんを物ともせず、あやなんは手招きする。
私もざわくんの後ろについていくと、部屋には起きたが寝転がったままのゆめまるとニヤニヤしながら座ってるりょうくんがいた。
「あ、あやなんおはよ」
そういうとりょうくんは風船を取り出した。
「これ、みんなの耳元で爆発させん?」
すごく楽しそうに笑うりょうくんとニヤニヤするゆめまる。
私たちはすぐに一人一つずつ風船を膨らませた。
なかなか起きなそうなてつやとしばゆーには2つ、私はねころがってとしみつの耳元に風船をセットした。
「いくよ、3.2.1.開け夢の扉」
りょうくんの声に合わせてみんなが針を刺す。
部屋の中にはパンパンと5発の音が響いた。
「なに!?なんなん!?」
しかし飛び起きたのはしばゆーだけ。
としみつはパチっと目を開けると「うるさい」と一言だけ言って私の頭を胸に抱えた。そしてそのまま寝た。
「え、ちょっと」
暴れる私をよそに寝ぼけてるのか結構な力で押さえつけてくる。
ジタバタするのを脚で押さえ込む。
「ちょ、助けて」
「あーとしくん、こうなったらしばらく起きんわ。あかねご愁傷さま…」
みんなに助けを求めるもりょうくんはいつものニヤニヤ笑いでそう言うだけだった。
みんなも笑うだけで何も言わず部屋を出て行く。
「じゃ、先に下で待っとるわ。」
「あかね頑張って」
「じゃ、ごゆっくり」
最後にしばゆーが投げキッスをして出ていくと部屋には未だ眠るてつやと私ととしみつだけが取り残された。
「畜生…」
そう呟くしかなかった。
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ミキ(プロフ) - 雪乃さん» ありがとうございます。ぼちぼちやっていこうと思います。初めてなので拙いところたくさんあると思いますし更新頻度もまちまちかと思いますが、これからもよろしくお願いします。 (2017年8月10日 8時) (レス) id: ec159f3992 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - 初コメ失礼します。としみつさん好きなので、こうして新しく作品が生まれることを嬉しく思います( ´艸`)ミキさんがテンポよく更新してくださるので、毎日この作品を読むことを楽しみに過ごしてます…元気の源です( ´ω` )続き楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年8月10日 3時) (レス) id: f85b939213 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - んさん» ありがとうございます。ぼちぼちやっていこうと思います。これからもよろしくお願いします。 (2017年8月7日 13時) (レス) id: ec159f3992 (このIDを非表示/違反報告)
ん - 頑張ってください! (2017年8月4日 9時) (レス) id: b16c47b63c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミキ | 作成日時:2017年7月29日 21時