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A side
変な魔法に引っかかっている女の子を助けていたら
迷子だった弟と再会した←イマココ
にしても再会がしらにスフィンクスを殴り倒すって、マッシュのパワーには驚かされてばかりだ。
「探したよ兄ちゃん。」
マッシュの大きな手が、俺の腰を掴み
そのまま強引に引き寄せられる。
『ちょッ』
そのままバランスを崩した俺は、マッシュの胸にポスリと倒れ込む。危ないな。
「え、キノコ頭さんのお兄さん?」
ん?お前ら初対面じゃないのか。
「ってかキノコ頭さんはなんでわざわざ戻ってきたんですか?」
流れる状況に目を白黒させる女の子。戻る?何の話だ?
「...君の諸事情が
僕みたいな感じだったら可哀想だなって。
あと、兄ちゃんいたから。」
『...?』
話についてけないの俺だけ?
いろいろとゆっくり話を聞きたいとこだが、生憎今は時間が残っていない。
『まあ、ちょうど良かった。
マッシュにお願いがある。
彼女を抱えてゴールへ走ってくれないか?』
このままでは3人まとめて不合格だ。
けど、マッシュの脚力なら_____
「大丈夫、僕に任せてよ」
『...え?』
________
____
ドガガガガガガ
目の前の壁がどんどん壊れていく。
先頭を走るマッシュが、壁を突き破っていくのだ。
ねえ、マッシュ俺だけに教えて。
実は人間じゃないでしょ??
サイボーグかなんかでしょ?
そして、最後の壁を壊した時
目いっぱいに外の景色が広がった。
何人かの生徒と試験官が、俺たちを呆然と見ている。
当たり前だ。迷路なのに壁を突き破ってゴールしたのだから。
でも、とりあえずは...制限時間内だ
「いや、だめだろ!?」
「卑怯だろ!?」
「ふざけるなよ!?」
「壁を壊すとかナシだろ!!」
...デスヨネー
迷路って、道に沿わなきゃいけないのが基本的なルールだもんね。
自力でゴールした生徒たちからのブーイングや帰れコールが始まった。
こりゃ俺達不合格だな。
「やッやめてあげてください!!!!
彼らは悪くないんです!!!!」
『...お?』
助けた女の子が俺たちを庇うよに声を荒らげた。
聞けば、試験官からマッシュを合格させないように邪魔をしろと言われたらしい。
なるほど、手を回されていたのか。
...まてよ、なんでうちの弟が目付けられてんの?
マッシュ、お前試験官の気に障るようなことしたの?
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点P(プロフ) - みんちょさん» コメントがもうモチベあげる天才なのよ...、嬉しすぎてにやけ通り越して号泣もんです。嬉しい言葉ありがとうございますッ糧になります美味しい美味しい😭😭😭♥️ (5月4日 0時) (レス) @page24 id: 2cf94a5c8d (このIDを非表示/違反報告)
みんちょ - すげぇ投稿されてる!!!うれすぃー!もう絡みが最高求めてた作品です…!!頑張ってください💪 (5月3日 15時) (レス) @page23 id: 9a6e8a15b0 (このIDを非表示/違反報告)
点P(プロフ) - ありさんさん» いやぁ、更新遅くなって土下座ヘッドバン状態です😇でも、見てくださる読者様に感動してこちらも土下座案件です。そして、コメントくださるありさんにいつも土下座状態です。愛です。 (5月3日 9時) (レス) id: 2cf94a5c8d (このIDを非表示/違反報告)
点P(プロフ) - 人間さん» うええええこちらこそ読んでいただきありがとうございますです🥲♥️そして、感想いつもありがとうございます🥹♥️これからも頑張りますぞ! (5月3日 9時) (レス) id: 2cf94a5c8d (このIDを非表示/違反報告)
ありさん(プロフ) - お久しぶりの更新ですね!!とっても面白かったです!!!これからもよろしくお願いします!!! (5月3日 4時) (レス) @page23 id: d57e220c95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:点P | 作成日時:2024年3月21日 15時