好きの勇気 (ページ28)

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コビーside

まだAさん達が帰ってこない。
サンジさん達に聞くがきっとなにか食事でもしているのだろうと言っている。

ル｢なあ〜!!A達まだかあ〜!!｣

ウ｢ナミの事だからどっか連れ回してんだろうな〜!｣

サ｢レディ達もゆっくりしたい時くらいあるんだ。文句言うんじゃねェ｣

ル｢ちぇ〜｣

僕は朝の嫌な予感が拭いきれていなかった。なんだろうこれは…。
そう思いながら街の方を見ていると森に人影が見える

コ｢皆さん!!あそこ！見てください!!｣

僕が指さす方には走ってくるロビンさんと倒れて運ばれているナミさんの姿

ル｢ロビン!!ナミ!!｣

サ｢一体どうしたんだ!!｣

ロ｢先にナミを…!!お願いッ……!!｣

船にナミさんとロビンさんを引き上げ、ナミさんはチョッパーさんが緊急でみることに

ロビンさんはここまでの経緯を話してくれた。

コ｢こんなことしてる場合じゃない…早くAさんの所に行かないと…!!｣

ゾ｢おれとルフィとコビーで行ってくる。コックはここで留守番だ｣

サ｢おい!!なんでだよ!!おれも行く…!!｣

ゾ｢残りのヤツらが船に来た時危ねェだろ。残れ。｣

ル｢許せねェ……絶対にぶっ飛ばしてやるッ………!!｣

僕らは急いで彼女の元へ向かった。ロビンさんの話と僕の見聞色を使って。

コ｢この近くだと思います!!｣

走っていった先に少し開けている広場を発見した。そこには大勢の男たちが何かを囲むようにして立っていた。

ル｢何してんだお前らァァァァァ!!｣

その輪の中へルフィさんが飛び込んでいく。吹き飛ばされた奴らの中心にはボロボロになったAさんがいた。

コ｢Aさん…!!｣

ルフィさんとゾロさんが周りの奴らを倒している間に彼女を安全な場所へと移動させる。

コ｢大丈夫ですか!!立てますか…!!｣

『うん…大丈夫よ……ごめんね。』

コ｢Aさんは頑張りすぎです…ッ｣

攻撃が当たりにくそうな木の影に彼女を座らせる。

コ｢僕はルフィさん達の援護へ行くのでここにいてください!!すぐ終わらせて治療してもらいましょう…！｣

『無理したらダメよ。そんなに強くないけれど人数が多いから……』

コ｢大丈夫です!!ルフィさん達は強いので…！｣

そう言ってルフィさんとゾロさんの背後側の敵を倒しに行く。

ド｢麦わら直々にここに来るなんてラッキーじゃねえかァ｣

ル｢うるせェ……ナミとAをやったのはお前か…？｣

辺りにはなんとも言えない空気が張り詰めた───。