好きの勇気 (ページ24)

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Aさんside

さすがリゾート島と言わんばかりに色々なお店が並んでいる。キラキラと輝く店を見ているとまるで別世界に来たようだ

ナ｢ところで〜!!Aちゃんはどう思ってるわけ〜？｣

『…？なんの話ですか……？』

ナ｢コビーくんの事よ！仲良いんでしょう？｣

『そうですね…仲がいいと言えばそうですけど……』

ナ｢昨日も今日もコビーくんの事見てたからもしかしてって思ったんだけど｣

ニヤニヤしながらこちらに語りかけてくるナミさん
思い出すのは昨日のルフィとの会話

『そうね…好きと言えば好きよ。でも彼はそうじゃないもの』

そう言うとナミさんは大きくため息をつく

ロ｢あらかた予想通りってとこね｣

ナ｢まさかとは思ってたけどね…｣

私の頭はハテナで埋め尽くされていた

ナ｢なんでそうじゃないって思うのよ｣

『私は彼よりも年上だし、多分姉とか先輩とかそんな風にしか思ってないと思うもの…』

ナ｢あのねえ…恋愛するのに歳なんて関係ないじゃない。好きなら言わないと伝わらないもんなのよ？相手が好きじゃないって決めつけるのやめなさいよ〜｣

彼女の言う通りだ。この関係でいた方が幸せだと自分に思い込ませている。

ナ｢Aちゃんが本当に好きなら私達なんでも手伝うわよ！ロビンもそうでしょ？｣

ロ｢そうね。ルフィのお友達ですもの。出来ることなら手伝うわ｣

『本当に大丈夫かしら…』

ナ｢Aちゃん可愛いんだから大丈夫よ!!私たちが保証するから!!｣

『ありがとう…少し頑張ってみることにするわ』

ナ｢そう来なくっちゃ!!さ！買い物行きましょ!!｣

その後色んな店を周りに周り倒し両手には荷物。
帰りに少しバーへ寄ることに

ナ｢うーん！楽しかったあ〜！やっぱりショッピングするといいわねェ〜!!｣

『ナミさんは買いすぎな気がするけどね…』

ナ｢いいのよいいのよ〜!!｣

なんて言いながらニコニコしている。彼女は明るくて素敵だ。今日一日一緒にいてそう思った。
するとバーの店員が1つのグラスを差し出してきた

『私このお酒頼んでないわよ？』

店員｢あちらのお客様が｣

彼が指さす方にはきっと世間一般イケメンの部類に入るのであろう顔の整った男の人

ロ｢Aちゃん可愛いから目付けられたのかしらね｣

ナ｢これだけ可愛かったら奢りたくもなるわよね〜!!｣

『ふふ…2人の方が可愛いわよ？でも、私お酒弱いから』

ナ｢じゃあ代わりに頂いてもいいかしらね｣

ナミさんはグラスのお酒を飲んだ───。