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コビーside
海兵「コビー大佐!無事春島の方に到着致しました!!」
到着の報告をしに海兵がこちらにやってきて敬礼をする
コ「ご苦労さまです!」
彼の敬礼に対して僕も敬礼を返す
今日は迎えの為船にはあまり人が乗っていないのでとても静かだ。
キョロキョロと周りを見回すと軍艦の近くに数人の人影が見える
?「私はこっちですよー」
声のする方を見ると、僕が今1番会いたかった"あの人"が立っていた
コ「 A 大佐!!お疲れ様ですっ!」
彼女はA大佐。僕よりも5つ上の先輩だ。同じ大佐であり僕の事を弟のように接してくれる。
船を降りると彼女は少し小走りでこちらに向かってくる
『コビー大佐、お久しぶり。長旅お疲れ様』
コ「お久しぶりです…!2ヶ月の代理期間いかがでしたか?」
この島の海軍支部の代表の黒い噂が立ったことで代表変更までの代理として呼ばれたのがA大佐だった。
『ここはとってもいい島よ。街の人たちもとても優しくてね……』
ニコニコと微笑みながら楽しそうに島のことを話す彼女
『そうだ、聞きたいことがあってね。今日直ぐに帰らないといけないのかしら?』
コ「いえ、特にそのような事は言われていませんが…。」
『そう。それなら今日はみんな休みにして明日の朝本部に帰ることにしようと思うの。ガープ中将には私が連絡しておくから』
ガープ中将に似ているのか、この雰囲気で意外と自由な行動が多いA大佐。
コ「休みにしてどうなさる気ですか!?」
『この島を少し案内しようと思って。コビー大佐とヘルメッポ少佐は私が案内するから、みんなにもこの島の良さを教えたいの』
コ「つまりA大佐と"観光"ということですか…?」
『桜がとても綺麗なの。みんなと一緒に見たいなと思って。街の人たちもきっと歓迎してくれるわ』
僕にとっては嬉しい提案だ。2ヶ月ぶりに会ったと思えば今度は一緒に観光。こんなに素敵なことがあるだろうか。
コ「ガープ中将から良い返事がいただければぜひご一緒したいです…!」
『そうと決まれば船に残っている海兵達にも伝えて来なくちゃね』
そう言ってゆっくりと軍艦へ向かうA大佐。
その後ろ姿は初めて彼女に出会った時によく似ていた。
頬が暖かいのは春の風が当たったからか、
それとも彼女への愛しい気持ちが強まったからなのか──。
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作者名:Aya | 作成日時:2022年9月10日 1時