好きの勇気 (ページ19)

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story.18 ページ19

Aさんside

普段能力を使うことは無いので喜んでくれる姿が嬉しくて色々としてあげてしまう。
見た目は変われど中身は14年前とあまり変わらないルフィ。
仲間の子達も可愛いので遊んであげたくなってしまう。

ル｢なあA！かくれんぼしよう!!ウソップが鬼!!｣

ルフィはピッタリと私にくっつきながら話しかけてくる

ウ｢えええ！俺かよ!!別にいいけどよ〜〜｣

『じゃあ早く隠れましょ!!』

船に乗るのは初めてだからどこに隠れたらいいのかしら…

階段をあがってキッチンらしき場所のドアを開ける

サ｢あっ…!!さっきのレディじゃないかァ〜〜♡レディからここに来てくれるなんておれは幸せ者だァ……｣

そう言うと膝をついて私の手の甲にキスをする彼
噂には少し聞いてはいたがこういう人なんだろうな…

『こんにちはおじゃましてるわ。私はA。あなたは黒足のサンジさんね』

サ｢Aちゃん…名前も素敵だァ………おれのこと知ってるのかい？｣

『ふふふっ…私、これでも海軍なのよ？手配書の人くらいわかるわ』

サ｢強いレディも素敵だ…ところでここには何か用があったのかい？｣

そうだ、こんなことをしている場合では無い。かくれんぼをしていたんだった

『ルフィ達とかくれんぼをしている所だったのどこか隠れてもいいかしら？』

サ｢おれは夕食の準備をしているだけだから好きなところへどうぞ｣

『お言葉に甘えて失礼するわね』

彼の作業している場所のしたの棚へと身を隠す

サ｢そんな小さいところ窮屈じゃねェか…？｣

『かくれんぼは小さい時から得意なの。ルフィが全然見つけてくれなくてそのまま寝てた時もあったくらい』

サ｢そりゃあすげェな…まあでもルフィだったら納得だな｣

少し話をしていると階段を登ってくる足音が聞こえてくる

ウ｢A〜!!ここに隠れてんのか〜!?ほかの2人はこの天才ウソップ様が見つけてやったから後はAだけだ〜!!｣

ほかの2人はもう見つかったのか…まあでも私がいる場所を見つけるのは難しいはずだ

ウ｢おぉいサンジ！ここにA来なかったか！｣

サ｢知らねェなあ…おれは料理してるだけだからな｣

ウ｢そうか！アクアリウムバーの方探してくる!!｣

ドタドタと足音を鳴らしながら出ていってしまった

『わざわざ嘘までつかなくても良かったのよ？』

サ｢レディとの時間を邪魔されたくなかったからね｣

『ふふふっ…面白い人ね』

その後Uターンしてきたウソップに見つかったのだった───。