好きの勇気 (ページ13)

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コビーside

テラスでAさんと会ってから何度か夜話すようになった。
仕事は相変わらず忙しかったが、夜彼女と話せると思えばやる気に満ち溢れどんどんと仕事を終わらせることが出来た。

へ｢なんか最近のお前、仕事めちゃくちゃ早くねえか…？｣

コ｢そうですか？そんな事ないですよ…//｣

へ｢もしかしてあれか？A大佐となんかあったか？そうだろ！｣

ヘルメッポさんはなぜ分かるんだ…？僕はそんなに分かりやすいだろうか？

コ｢内緒ですよ！教えません！｣

そーかよと言いながらヘルメッポさんは山のように積まれている書類を進めていった。

コンコンと部屋のノックが鳴る。
どうぞと言うと1人の海兵が入ってきた。

海兵｢コビー大佐！ガープ中将がお呼びです！至急部屋に来るようにと！｣

コ｢分かりました。ありがとうございます。｣

へ｢新しい仕事か？｣

コ｢とにかく少し行って聞いてきてみます。｣

席を立ち上がって走ってガープ中将の部屋へ向かう

コンコンとノックをして部屋へはいると何故かそこにはAさんがいた

コ｢お呼びですか？ガープ中将｣

ガ｢2人ともわしが呼んだ!!何故かわかるか!!｣

『何も言ってないのに分かるわけないでしょ、おじいちゃん』

おじいちゃん…？何故Aさんがガープ中将のことをおじいちゃんって呼ぶんだ…？

ガ｢わっはっは!!そりゃあそうじゃな!!ここから少し先のリゾート島で麦わらの船の目撃情報が来たんじゃ!!｣

ルフィさんの船…!?まさか…そんな訳じゃないですよね…！？いや、この人に限ってそれは無い…

『なるほどね…言いたいことは分かったわ』

ガ｢さすがじゃなA！じゃあみなまで説明せんくてもいいな!!｣

『もうすぐ誕生日だからって会いに行くだけでしょどうせ…』

誕生日…？ルフィさんの？でもそういえば、ガープ中将は毎年この時期どこかへ行っていたような…

ガ｢孫の顔見て何が悪いんじゃ!!そんなこと言うと、わし連れて行ってやらないぞ!!｣

コ｢ちょ、ちょっと待ってくださいガープ中将！僕を呼ぶのはまだ分かりますが…何故A大佐まで!?｣

ガ｢なんじゃA。コビーに言ったこと無いのかあの事。｣

『言うわけないじゃない。私これでも一緒に海軍してるんだからね？』

ガ｢わっはっは!!それもそうじゃな！お前はそういう子だからな！まあなんじゃAとルフィは従兄弟みたいなもんだ！｣

僕は耳を疑った。
Aさんとルフィさんが従兄弟……!?───。