Who are you？～夏の匂い～ (ページ41)

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バタッ！

ロビーの重たいドアを思いっきり開けて

もうそこにいるGENさんのもとへ走る

GENさんはすごく驚いたようで

元々大きな瞳をさらに大きくしていた

玄｢Aちゃんおはよう、なんか大丈夫？｣

すごい勢いで息切れしている私をGENさんが心配してくれた

貴方｢だ、大丈夫です､､､｣

玄｢昨日はありがとう！楽しかった｣

GENさんはとびきりの笑顔で私に話しかけてくれた

貴方｢どうして、ここに？｣

私がその言葉を口にすると

GENさんの顔に少し雲がかかった。

玄｢ちょっとAちゃんの事がきになっちゃって｣

GENさんは笑顔で言った。

でも私が見たその笑顔は笑っていなかった。

玄｢昨日、あのあと酔いすぎて色々覚えてなくてさ、俺、なんか迷惑かけなかった？｣

貴方｢なにも､､､迷惑かかってなかったです…私の方こそ急にお邪魔してしまってすみません｣

玄｢全然だよ！楽しかったしむしろまた､､､｣

そこまで言うとGENさんは止まった

玄｢ここで話すのもなんだし、これから時間ない？｣

とても嬉しかった。

少し話すくらいなら､､､いいよね？

義勝の顔が脳裏に浮かぶ

貴方｢あります｣

いつの間にかそう返事していた