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巨匠の部屋へ向かいエレベーターで13階へ
3人で乗ったエレベーターは
あっという間に13階へ着く
ガチャっとドアを開き手招きして
私と八木さんを部屋へ招く
八、貴方「お邪魔します」
適当に座ってと言った巨匠の
お言葉に甘えて
八木さんとソファに腰を下ろす
巨匠の部屋は私の部屋と似ていて
モノトーン、白黒で統一された部屋。
落ち着く。
何色にでも染まる白と
私を包み込んでくれる闇の黒
キッチンにいた巨匠がマグカップを3つ
どのように持ってるかはわからず待ってきて
私と八木さんの座っているソファの
前の座椅子に座る
はい。と私と八木さんにマグカップを渡してくれる
八「あ、ココアだ」
巨「義勝がくれた」
『義勝がくれた』
『義勝』
名前を聞いて
また溢れだしそうになる私や感情
涙目になった私を見て
悟ったのか
巨「話してみ？」
優しく囁いてくれる。
私の話を聞こうとしてくれる２人
私はモノトーンに包まれた
落ち着く部屋で
優しさと温かみに溢れたふたりを前に
ゆっくりと口を開いた
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作者名：まなか | 作成日時：2017年10月1日 23時
