Who are you？～夏の匂い～ (ページ47)

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それは確かにりのと、しおりだった

なんで学校にいるの？

どうしよう、焦りまくる私の心

しおりもりのもKEYTALKが好き。

特に義勝のことが好き

私、あの二人のことすっかり忘れてた

やっぱり私は､､､ダメダメだ。

焦りに焦って、考えに考えた私は

義勝の手をしっかり握り

その場から逃げるように走る

驚いた義勝に少し申し訳ない

でも、あの二人だけには壊されたくなかった

ただ、一生懸命走って

少し賑わいのある若い人も多い

商店街へとたどり着く

義「A！？！」

私の呼ぶ声でふと我に返る

ようやく足を止める

義「Aどうしたの？」

なんて答えたらいいのかわかんない

走って疲れたのと、壊されたくないって言うのと、

怖い。っていう気持ちでいっぱいになって

涙が出そう､､､

義「A、おいで？」

そう言って私に向かって両腕を広げる

私はその腕に包まれに行った

義「あの子達？」

義勝の胸の中で小さくうなずく

義「そっか､､､ごめんね」

､､､え？なんで義勝が謝るの？

ふと顔を上げて義勝を見る

義「俺が学校連れてけって言ったから」

違う。

私が弱いから。

私がとてつもなく弱くて、怯んでたから。

首を横に振って

私も義勝を強く抱きしめる

義「商店街きたし、デートしよっか！」

笑顔になってわたしをそっと離し

固く手を繋いでくれる義勝。

その手から離れないように

私も手を強く、強く握り返し

今度は笑顔でふたり、歩き始める