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義勝side ページ13

昨日、Aちゃんと別れ


巨匠とも別れた後


家に帰って風呂はいって


いつもなら眠くなるところなんだけど


起こったこと全てが夢に思えて


夜の夢の不思議さと共に朝を迎えた。


どうせいつも寝坊してるし、


遅刻してるし、たまにはみんな驚かせたいじゃん?


っていうことで早めに家を出て


早めの電車に乗った。


でも、そこに居たのが驚くことに


3、4時間前にあったばっかのAちゃんだった


積極的には声がかけることが出来ない俺だけど


何故か、話したい!っていう思いの方が強くて


「Aちゃん??」


そう発していた。


彼女はゆっくりと目を開けて、、、


でもなにかに怯えてるようで。


目を開いて俺の姿に驚いていた。


Aちゃんがあまりにも俺を見つめてくるから

少し照れる///////


義「あ、おはよ、朝早いんだね」


控えめな上目遣いでコクリと頷く



義「となり、座るね?」


彼女は頷くことしかしない。


Aちゃんの隣に座り、イヤホンをつけてることに気がつく。


義「何聞いてるの??」


貴女「、、、チキンレース」


義「チキンレース??」


貴女「フォーリミの、、、」


義「あぁ!フォーリミか!」


また、コクっと頷いて、少し嬉しそ笑


義「そっかぁ、Aちゃん、フォーリミも好きなのかぁ〜。じゃあ今度下北沢でライブやる時は特別、フォーリミと対バンしちゃおっかな」


喜ぶ顔が見たくてそんなこと言ってみる


Aちゃんはすごく嬉しそうに目をキラキラさせて俺の方を見ている。


義「その時は、来てくれる?」


瞳をキラキラさせたまま、Aちゃんが微笑んで頷くから


俺だって嬉しくなって、


ニコってしちゃう。


7つくらい駅が通り過ぎた時、


貴女「私、、、ここです」


って少し寂しそうに君が言う。


義「そっか、学校頑張ってね!応援してる!」


そう言うとまたニコって笑顔で、お月様みたいな瞳で


貴女「ありがとうございます、義勝さんも、お仕事頑張ってください」


って。


Aちゃんが俺の前でこんなに長く言葉をつづったの初めてじゃない?


とか馬鹿なこと思っちゃったり。


でも、俺のために一生懸命言葉を発してくれるのがどこか愛おしい。


義「ありがと!」


ヒラヒラっと手を振ると


白くて細い指でAちゃんも振り返してくれた。


分かんないけど、高校生に恋は



ダメですか。

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作者名:まなか | 作成日時:2017年9月17日 23時

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