Who are you？～夏の匂い～ (ページ40)

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私は自分の体力を使い果たし

ソファの隅に畳んであった毛布に

義勝とくるまる

まぁ、そういう行為をしたからには

腕の傷は見られるもので､､､

義「どうしたの？」

貴女「､､､なにが？」

義「聞いたらダメかと思ったけど､､､」

そう言って私のピンくく、赤く刻まれた傷を

男らしく綺麗な手で優しく撫でる

貴女「これは､､､私の､､､生きる方法」

それから、義勝は少し悲しそうな顔をした

義「そっか､､､」

なんでそんな顔するの？

もしかして、、、嫌いになった？

義「無理にやめろとは言えないね､､､

Aの生きるための手段なら。」

そう言い切って

今度は少し、ほんの少し彼が微笑む

義「でもさ、今度はこんなことする前に

俺のところに頼りに来て。」

目にかかった金がかったアッシュ調のストレートの髪

そこから少し覗く瞳

その瞳がしっかりと私の目を見つめる

コクリとひとつ、うなずく。

義「これからは、俺のために生きて。

生きて、俺の横にいて」

私は、この言葉で

誰かの需要になれた。

需要のある人間になれた

そう思った