検索窓
今日:19 hit、昨日:0 hit、合計:4,193 hit

余命6 ページ37

(五条サイド)

五条「Aっ?!」

A…?嘘でしょ?

綺麗に微笑みながら動かないA。

動いて…!

Aの心臓に手を当ててみる。

五条「動いてない……」

何で……

五条「僕の何が最強だよ…」

僕は泣き崩れた。

泣いて泣いて、自分でも泣いちゃだめだと分かってる。

何度も目の前で人が亡くなってきたのに。

慣れてるはずなのに。

虎杖「先生?」

悠仁がいる。

五条「どしたの悠仁……」

いつものように笑えなくなっていた。

笑い方を忘れたみたいに、真顔の僕の顔に涙が伝っている。

虎杖「……A…?」

五条「余命……来たんだって…」

それしか言えない自分が嫌だ。

虎杖「……そうなんだ……」

悠仁はそれしか言わず、泣かないようにしているのか唇を噛んでいる。

目には涙が溜まっている。

虎杖「仕方……ないよ」

自分に言い聞かせるみたいに悠仁はそう呟いた。

悠仁のほうが今は僕より大人だ。

もっとAのワガママ聞けばよかった。

後悔が募るばかり。

今はただ、Aの冥福を祈った。

余命7→←余命5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 虎杖悠仁 , 余命
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年3月27日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。