全て諦める。【梵天】

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＿暴走族連合の発端



Aside



「Aさん！」

『ん、お疲れ。上手く手が回ったみたいだね。何かご褒美、あげようか？』

上手いことやってくれたじゃない、稀咲鉄太。

ご褒美、という言葉を聞いて目を輝かせるほど、彼もまだ大人ではない。

「なら、新勢力。作っていいですよね？」

『ふーん、どんな感じの？』

愛美愛主との暴走族連合。
総勢300くらいで、総長は私。副総長は半間修二。

『は？なんで私が総長やらなきゃなの？』

「これなら抗争を起こすのも自由自在！どうです？」

とびっきりの商売顔でこちらを見る稀咲鉄太。

うん…、そーゆーことならさぁ…

『キミが総長になれば？』

「は、はぁ…？それはまたなんで」

『いやぁ、私総長って柄じゃないし。てか総長が誰か公開しなければいいだけじゃない。』

第一、抗争とかメンドクサイ。
よく面と向かって真っ向勝負出来るのやら…

「でも、東卍潰しには東卍に入らないと…」

『うん、それなら尚更。』

…

その後も言い合い(？)をして暴走族連合、“芭流覇羅(バルハラ)”ができた。

みんな、当て字好きだなぁ


『そろそろ、動かそうか。』

「そうですね。」

『尊敬してるヤツが居なくなる感じたまんないねぇ……』

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