全て諦める。【梵天】

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Aside


軽い服装で祭りに向かう。


『いよいよ今日だねー。ちゃんと命令しといた？』

「はい。」

『ん、ありがと〜。下がって良いよ〜』

祭りに来る人は笑顔で溢れている。
そんな情景に嫉妬する私が醜い。

抗争が行われているであろう駐車場に行く。

もうすでに抗争は始まっており、2チームが取っ組み合いをしていた。
その真ん中でマイキーと半間修二であろう人物が殴り合っていた。

「っドラケン君が刺された！!！!」

『おお、めでたいめでたい。』

ドラケンが刺された事実を目で確認し、もう用はないのでその場から去った。


＿後日

『あ"ー！もういい。』

なんで生きてんだよ。
しかもまた花垣。こっちの行動盗み見てんのかよ

『……一旦東卍から離れようかな。』

最近はちょっと攻めすぎた。抗争とか柄じゃねぇのになぁ



＿黒川イザナ

明日会う奴。マイキーのこと恨んでるっぽいけど…

竜胆(そう呼べって言われた)によるとマイキーとは兄弟らしい。

さらに…



にゃあ


ん？にゃあ？

「ペケジェー！待てって…っA！！！」

『ん？あ、この黒猫、千冬のとこの猫だったんだ』

ペケジェーと呼ばれた黒猫は私の足下で喉を鳴らしながら戯れてくる。

「っ、お前よくも場地さんを！！！」

『ん？圭ちゃんがどうかしたの？』

「っえ…？場地さんはAに殴られたんじゃ…」

『は…？殴られた？誰に。』

未だにえ？なんで？とか言っている千冬。
こんな軽ーい嘘をついても流されるコイツはダメだな

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