過程 ページ34
治side
ー数時間前ー
やぁ、元気かい?太宰治だよ。
今は珍しく仕事をしていて、相手が異能力者3人でね。国木田くんと敦くんと私で相手をしたよ。私は異能が効かないから、楽勝だったけどね。
あらかた片付いたし、早く探偵者に帰ろうとするかな。鈴花愛ちゃんも帰ってきていると思うし。
治『国木田くん、私もう片付いたし先帰っているよ。』
独『はぁ…お前に手伝わせても、余計面倒になるだけだ。早く帰れ。敦、お前は手伝ってもらう。』
何か凄く酷いこと言われたけど、帰らせてもらえるから良いかな。
何て呑気なことを思っていた。
私は知らなかった。この後あんなことが起きるなんて…。
鈴花愛side
タッタッタッタッタッタッタッタッタ
鈴『国木田さん!敦くん!大丈夫でしたか!?』
国木田さんと敦くんが人気のない路地裏にいた。
私は何時もは迎えにいくことはないけど、なんでも相手が私達同様、異能力者であったから、とても心配していた。
直ぐに私は国木田さん達の方へ近寄った。
独『あぁ、大丈夫だ。それより、こんなところにいて良いのか?いくら俺達がいて、相手はもう倒したとはいえ、また新しい奴が来るかもしれん。』
国木田さんは眉を寄せながら言う。
鈴『で、でも!国木田さん達が強くても、相手も異能力者なんですよ!?放っておけるわけないじゃないですか!!』
少し焦りながらも、私は足を止めることなく近寄り続ける
敦『僕らは大丈夫だから、早く探偵者に帰りな?ね?』
鈴『で、でも…。』
敦くんの落ち着いた声で、私も少し落ち着きを取り戻した。けど、引く気はない。
独『兎に角、早く帰れ。太宰は少し前に帰ったから、仕事をさせるように言ってくれ。』
国木田さんは、私を説得するように言った。
鈴『わ、かりました…。』
渋々了承した私は、ようやく足を止めて、クルッと踵を返した。
数歩だけ歩いて、またクルッと国木田さん達がいる方へ向きを変えた。
鈴『…私も異能力者です。だから、私にも少しでも良いですから、頼ってくれませんか?』
独『だがお前はまだ子供…。』
鈴『お願いです。少しで良いんです。』
真剣な眼差しで言う。
その直後、悲劇がおきた。
NEXT
13人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちご めぐる - 楳宮 春さん» それは良かったです! (2019年10月26日 20時) (レス) id: f5f9f3d160 (このIDを非表示/違反報告)
いちご めぐる - 彩と飴さん» どうぞどうぞ♪(o・ω・)⊃ (2019年10月26日 20時) (レス) id: f5f9f3d160 (このIDを非表示/違反報告)
楳宮 春 - いちご めぐるさん» リア友の名前が……))大変失礼しました、 太宰さんの 夢主ちゃん溺愛?っぷりが最高でした! (2019年10月22日 23時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)
彩と飴 - いちご めぐるさん» (めっちゃ遅くなって仕舞った……) はい!死ぬほど楽しみにさせて頂きます笑 (2019年10月22日 23時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)
いちご めぐる - 楳宮 春さん» 参考になりました!死ぬほどめっっっっっちゃ楽しみにしてください!←(調子乗りましたすみません)← (2019年10月11日 17時) (レス) id: f5f9f3d160 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いちご めぐる | 作成日時:2019年8月8日 13時